表の顔はマイアミメトロ警察殺人課の血痕分析官、裏の顔は凶悪犯罪者を成敗するシリアルキラーのデクスター・モーガン。彼を主人公として描いた大人気サスペンスドラマ『デクスター ~警察官は殺人鬼』の続編がリミテッドシリーズとして製作されることが決定した。
『デクスター』は米Showtimeで2006年から2013年にかけて8シーズン続き、その衝撃的なストーリーと奇抜で類稀なキャラクターに魅せられたファンは多く、世界中で大ヒットした。同ドラマはエミー賞作品賞に4回ノミネートされ、デクスター役のマイケル・C・ホールもエミー賞主演男優賞に5年連続ノミネート、そしてゴールデン・グローブ賞と全米映画俳優組合賞のTVドラマ部門主演男優賞を受賞している。
米Deadlineなどによると、マイケルは全10話の続編で主演および製作総指揮者の一人として名を連ねる。また、オリジナルシリーズの最初の4シーズンでショーランナー、製作総指揮、脚本を手掛けたクライド・フィリップスが再びショーランナーとして参加することも決定している。
以前から、マイケル自身は"デクスター"として戻ってくる可能性を示唆しており、ネットワークでも長い間リブートについて論議されてきた。そして今回、Showtimeのエンターテイメント部門の共同社長ゲイリー・レヴァインは、「何百万人ものファンとShowtimeにとって、『デクスター』は非常に特別なドラマシリーズだ。何年も前に、同ドラマが突破口となり、我がネットワークの知名度が上がった。優れたオリジナルシリーズにふさわしいほどの価値があるクリエイティブな見解を示すことが今回できたからこそ、この"デクスター"というユニークなキャラクターに再び会えることとなった。マイケルとフィリップスがそれを見出すことができて嬉しい。撮影が開始され、世界中のファンに届ける日が来ることが待ち切れない」と述べている。
『デクスター』続編は、2021年初頭に製作開始、同年秋からの放送を予定している。なお、マイケル以外の配役は今のところ未定だが、続報が届き次第お伝えしたい。元のドラマシリーズはHuluで全8シーズンが配信中。(海外ドラマNAVI)