映画『ブロークバック・マウンテン』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、着実に映画界でのキャリアを積んできたジェイク・ギレンホール。そんな彼が、SFドラマ『ウエストワールド』のクリエイターらとタッグを組み、米HBOのミニシリーズに出演することが明らかになった。米Deadlineが報じている。
この度、ジェイクが主演を務めるのはノルウェーの小説家ジョー・ネスボによるスリラー小説「ザ・サン 罪の息子」を元にした作品。『ウエストワールド』のクリエイターであるジョナサン・ノーランとリサ・ジョイが製作、そして二人はレノア・ザイオン(『GOOD BEHAVIOR/グッド・ビヘイビア』)と共にショーランナーも務める。
また『メッセージ』や『DUNE/デューン 砂の惑星』のドゥニ・ヴィルヌーヴが監督を務め、ジェイクは、自身のプロダクションNine Storiesのパートナーでもあるリーヴァ・マーカー(『ワイルドライフ』)と共に製作総指揮も務める。
本作は、ニューヨーク・タイムズのベストセラーにもなっており、オスロの残忍な汚職ヒエラルキーを舞台にした復讐の物語。自身の過去すら思い出せないオピオイド中毒者のソニー・ロフサスが、知らない真実へと向かい警察の手から逃げる姿を描くもの。原作は、ジェイクのNine Storiesが2016年に映像化の権利を獲得した。原作者であるネスボのことをよく理解していたジェイクは、マット・デイモン主演の『ボーン』シリーズや、映画『逃亡者』などのようなフランチャイズ化を想定しているようだ。
ヴィルヌーヴが手がけた犯罪スリラー『プリズナーズ』の成功の後、何年もの間次のプロジェクトを見つけようとしていたジェイクは、この作品こそが再びヴィルヌーヴと生み出す絶好の機会だと思ったという。ジェイクから原作を渡されたヴィルヌーヴは一晩でそれを読んだそうだ。
当初二人は、長編映画としての製作を考えていたが、小説を網羅するにはシリーズの方がいいだろうと結論を出した。そこですぐにノーランに接触したという。『ウエストワールド』はその時シーズン3を終えたところで、ノーランはHBO幹部にこの話を持って行ったという経緯だそうだ。ジェイクは最近では、『レジデント 型破りな天才研修医』のアントワーン・フークアと組んだ映画『The Guilty(原題)』にも出演することを発表している。(海外ドラマNAVI)
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Photo:
ジェイク・ギレンホール
©NYKC/FAMOUS