『チャーリーとチョコレート工場』や『アリス・イン・ワンダーランド』などファンタジックな作品を得意とするティム・バートン監督。マジカルで個性的な作品を生み出し続ける監督が手掛ける、『アダムス・ファミリー』の実写ドラマ化の企画が進行していることが明らかとなった。米Deadlineが報じている。
『アダムス・ファミリー』は1930年代にチャールズ・アダムスが生み出し、TVシリーズやアニメシリーズが作られ、1991年には長編映画として実写化されて大ヒット。丘の上にたたずむ洋館に暮らす、お化けのアダムス・ファミリーが繰り広げる騒動が描かれるホラー・コメディ。
ドラマ版では、『ヤング・スーパーマン』でクリエイターを務め、『バッドランド ~最強の戦士~』や『シャナラ・クロニクルズ』なども手掛けたアルフレッド・ガフが指揮を執る。脚本・ショーランナーを担うのは、過去に『ヤング・スーパーマン』などで何度もガフとタッグを組んでいるマイルズ・ミラー。
現在、実写ドラマ版を製作するMGM TVがバートンと交渉に入っており、契約が成立すればバートンが製作総指揮を務め、全話でメガホンを取る可能性もあるとのこと。また、放送・配信するプラットフォームは未定で、複数のバイヤーが入札しており、その最有力候補のトップにいるのがNetflixだとも報じられている。
そして情報筋によると、実写ドラマ版の時代設定は現代となり、アダムス・ファミリーの長女ウェンズデーの視点で描かれ、彼女が2020年の世界をどのように捉えているのか...というコンセプトで構成されるようだ。
順調にスタジオとバートンの交渉が成立するのか、今後の経過を見守っていきたい。(海外ドラマNAVI)
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ティム・バートン (c)NYAO/FAMOUS