キム・キャトラル、『SATC』出演を誇りに思う

ニューヨークが舞台の大ヒットドラマ『SEX AND THE CITY』(以下『SATC』)のサマンサ・ジョーンズ役で知られるキム・キャトラルが、同作に出演したことを誇りに思っていると発言した。米Peopleが報じている。

米HBOにて1998年から2004年まで続いたドラマシリーズと映画版2作に出演していたキムは、Peopleにこう語った。「とても特別な時でした。出演している間は気づかなかったけど、当時は無邪気さがありました。女性にとって、あのトピック(セックス)について正直に心のままに話すという時代を、みんなが欲していたのです。私自身、大人になる過程でセックスについての知識は身に着けました。でも、性欲を擬人化したサマンサのようなキャラクターを演じる機会があると知り、そのようなことをざっくばらんに語るのは面白そうだと思ったのです」と出演への経緯も述べた。

続けて、「『SATC』のように時代の流れに乗ったヒット作に関われたことは素晴らしいことです。とても誇りに思っています。でももし今、サマンサが登場したとしても(それから、彼女を模倣したキャラクターをいくつか見てきましたが)、当時のような新鮮さはありません。時代は変わったのですから、あの頃のようにはならないでしょう。でも、それでいいんです!」とコメント。映画の3作目が作られたとしても出演する意思はないと以前から言っている通り、サマンサが再登場することには疑問を呈している。

そんなキムは、現在米FOXが製作する新作ドラマ『FILTHY RICH/フィルシー・リッチ』に主演・製作している。ニュージーランドのドラマをリメイクした同作は、世界最大のキリスト教徒TV放送局のCEOであるユージーン・モンローの乗った飛行機事故が墜落したところから始まる。裕福な一族の長を失った妻のマーガレット・モンローは、実は夫に複数の私生児がいた事実を知る。マーガレットは私生児たちに金を渡して追い払おうとするが、夫の遺言に名前が記載されている彼らは、一家の暮らす街に居座るだけでなく、富を築いている一族のメンバーになろうとして...というストーリー。キムが妻のマーガレットを演じる。脚本と監督を務めるのは、映画『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』『ガール・オン・ザ・トレイン』などで知られるテイト・テイラー。

『FILTHY RICH/フィルシー・リッチ』は米FOXにて9月21日(月)より放送中。(海外ドラマNAVI)

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『SEX AND THE CITY』
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