『エミリー、パリへ行く』には『SATC』のイースターエッグが存在する

大ヒットドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』(以下『SATC』)のクリエイターが手掛ける、Netflixオリジナルシリーズ『エミリー、パリへ行く』。主演するリリー・コリンズが、本シリーズには『SATC』のイースターエッグが存在していると明かしている。米Varietyが報じた。

『SATC』のクリエイター、ダーレン・スターが手掛ける『エミリー、パリへ行く』の主人公は、思わぬ仕事の機会を得てシカゴからパリへ移住することになったエミリー。慣れない新天地でカルチャーギャップに悩まされながら、仕事と私生活の両立に四苦八苦する姿がコメディタッチで描かれる。

主人公を演じるリリーが、VarietyとiHeartによるポッドキャスト番組「The Big Ticket」に出演。新作ドラマでは『SATC』で一躍有名になったパトリシア・フィールドが衣装を担当しており、フィールドが『SATC』のイースターエッグを所々に埋め込んでいると明かしている。

例えば、『SATC』のオープニングでキャリーが着ていた白いチュチュにピンクのタンクトップは、『エミリー、パリへ行く』でもミンディのパーティーに行く時にエミリーが同じような服装をしているのを見ることができる。また、第2話ではエミリーが道に落ちている犬の糞を踏むシーンがあるが、これも『SATC』最終話で同じようなシーンが登場している。

しかしリリーは、スターがクリエイターを務めてフィールドが衣装を担当しているからといって、『エミリー、パリへ行く』は新世代のための『SATC』ではないとも強調。

「私たちは、エミリーが新"キャリー"(『SATC』の主人公キャリー・ブラッドショーのこと)にならないように気を付けたの。エミリーはエミリーとして独立することを望んでいるけれど、私もダレンも、エミリーが『SATC』を観て育っただろうという意見は一致しているの。エミリーはキャリーが大好きだったと思うし、彼女はオードリー・ヘップバーンも好きね。きっと彼女は「Glamour」や「Vogue」、「Elle」といったファッション雑誌を読みあさっていると思うわ。おそらくエミリーにとって、『SATC』の他の女性キャラクターと同様に、キャリーにはインスピレーションを受けたんじゃないかと思う」とコメントし、エミリーとキャリーに接点がある点は否めないと述べている。

そして、もしシリーズがシーズン2へ更新された暁には、ぜひキャリーにもカメオ出演して欲しいと期待も付け加えていた。

リリーの他には、ケイト・ウォルシュ(『プライベート・プラクティス』)、アシュリー・パーク(『メリー・アン・シングルトンの物語』)、ルーカス・ブラヴォ(『T.O.C(原題)』)、フレデリック・アンスコンブレ(『Crimes Parfaits(原題)』)、サミュエル・アーノルド(『Platane(原題)』)、カミーユ・ラザ(『15時17分、パリ行き』)、ウィリアム・アバディー(『HOMELAND』)らが出演している。

他にどんな『SATC』のイースターエッグが散りばめられているのかを見つけるのも楽しい『エミリー、パリへ行く』はNetflixにて独占配信中。(海外ドラマNAVI)

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Netflixオリジナルシリーズ『エミリー、パリへ行く』シーズン1は独占配信中。©CAROLE BETHUEL/NETFLIX