早くて2021年放送!『デクスター』続編についてわかっている8つのこと

表の顔はマイアミメトロ警察殺人課の血痕分析官、裏の顔は凶悪犯罪者を成敗するシリアルキラーのデクスター・モーガンを主人公として描いた大人気サスペンスドラマ『デクスター ~警察官は殺人鬼』。本作の続編がリミテッドシリーズとして蘇ることは先日お伝えしたとおり。放送終了から7年経った今でもファンの多い本作の続編ということで、今現在、明らかになっていることを確認してみたい。

『デクスター』は米Showtimeで2006年から2013年にかけて8シーズン続き、主演のマイケル・C・ホールもエミー賞主演男優賞に5年連続ノミネート、そしてゴールデン・グローブ賞と全米映画俳優組合賞のTVドラマ部門主演男優賞を受賞しており、マイケルを一躍有名にした作品だ。

マイケルは続編で再びデクスターを演じ、オリジナルシリーズの最初の4シーズンでショーランナー、製作総指揮、脚本を手掛けたクライド・フィリップスが再びショーランナーとして参加、タッグを組む予定。

■エピソード数は?
全10話。フィリップスは第1話と最終話の脚本を担当。ロケは2021年初めに開始される予定で、順調にいけば同年後半の放送に期待が持てる。

■シーズン9ではない
「基本的にはゼロからのスタートになる。オリジナルの放送開始から約10年が経過しているし、この作品が放送される頃に結果的に何年経っていたとしても、エンディングにはその時間の経過が反映されている。オリジナルの最終話とは似ても似つかないものになるだろうし、2度目のエンディングを描くには絶好の機会なんだ」とフィリップスは語っており、新たなフィナーレが期待できそうだ。

■シリーズフィナーレに対する評価で製作するわけではない
主演のマイケルを含め、作品に関わった大多数の人たちが、エンディングを不満に思っていることを知っていたと認めたフィリップス。

「マイケルはエンディングがあまり評判が良くなかったことを知っていたし、彼もまた完全に満足していなかったことも知っていた。しかし、そのせいで今回続編を作るわけではない。デクスターを求めている人たちがいるからこそ、やるんだ」とフィリップスは述べている。

■オリジナルフィナーレをなかったことにするわけではない
「時が経過しているし、元には戻せない。映画のようなマジックはしないし、観客を裏切って"あれは全部夢だったんだ"と言うつもりもない。つまり、最初の8年間で起きたことは、本当にあの8年間で起きたこととして描いたままだ。そして今はその数年後になっている。だから何も元には戻さない」

■デボラは幽霊として戻ってくるのか?
本作は、幽霊が出てくることでも有名だが、果たしてデボラがそのような姿になって出てくる可能性はあるのだろうか。「映像の世界には多少の魔法のような柔軟性があり、それについては今の段階では言えない」と直接質問に答えることを拒否した。

■理想とするフィナーレを迎えられるか?
フィリップスは当時、米E! Newsのインタビューで、シリーズのフィナーレは、デクスターが自分の犯罪のために処刑されている間に、彼の犠牲者全員がギャラリーから見ているのを眺めるというものだと明かしていた。だが、このエンディングがリバイバルで日の目を見ることになるのかどうかは答えていない。

「誰もが私の当時の発言を知っている。そして、もし私が、"そのような内容はどこにも描かれない"と言えば、何か別のことが起こると思うだろう。そして、皆何かが起きるかもしれないことを知ってしまうので、私は新作のフィナーレについては話せない」とだけ話した。

■舞台はマイアミ?
オリジナル版はマイアミを舞台にしており、フィナーレではデクスターはオレゴン州に引っ越していた。フィリップスによると、新シリーズの舞台はマイアミではないという。

■デクスターは、まだ警察なのか?
「議論しているよ。皆を混乱させたいし、変更も重ねている。どちらなのかは言えないが、何か違うようだが、見覚えのある感じ、とだけ言っておこう」

新たなフィナーレも望めそうな『デクスター』の出演者など、続報が入り次第お伝えしたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:

『デクスター 〜警察官は殺人鬼』
(c)2006 CBS Studio Inc