『アフェア』降板のルース・ウィルソン、「撮影現場が安全ではなかった」と理由を明かす

米Showtimeの不倫サスペンスドラマ『アフェア 情事の行方』のシーズン4で降板したアリソン役のルース・ウィルソンが、シリーズを去ったのは撮影現場の環境が原因で、「安全ではないと感じたから」だと明かしていることがわかった。米Hollywood Reporterが報じている。

シリーズでルースは、主人公の小説家ノア・ソロウェイ(ドミニク・ウェスト)と不倫関係に陥るウェイトレスのアリソン役で、4シーズンにわたりレギュラーとして出演していた。

2018年9月にルースの降板が報じられた際、彼女は「自分の意志でシリーズを去ると決めたが、その理由については明かせない」と言い、何が起きたのか詳細は伏せたままだった。だが今回、米Stylistのインタビューに応えたルースが、次のように語っていたという。

「大切なのは私が声を上げたということです。私には声があり、毅然とした態度を取りました。『アフェア』では納得がいかない状況があり、私はそれに対処して自分を何とか守りました。それは、「#MeToo」ムーブメントとハーヴェイ・ワインスタインの件が起こる前だったけれど、私の本能は、現場で起こっていることが間違っていて安全ではないとハッキリと強く感じていました」と述べ、撮影現場に問題があったことを明確にしていた。

昨年、ルースは降板について出演料に問題があった訳ではなく、他の仕事も関係していないとコメント。ルースが演じたアリソンの演出について、ショーランナーを務めるサラ・トリームと衝突したことでルースが番組を去ったとも報じられており、「撮影現場が敵対的な環境だった」と表現する関係者もいたと伝えられている。

『アフェア』を降板後、ルースは米HBOのダーク・ファンタジードラマ『ダーク・マテリアルズ/黄金の羅針盤』にコールター夫人役でレギュラー出演。イギリス映画『True Things About Me(原題)』とマット・ボマーと共演する伝記映画『The Book of Ruth(原題)』が待機中だ。(海外ドラマNAVI)

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『アフェア 情事の行方』
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