本国アメリカでは11月12日(木)より、米ABCにて大ヒット医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』シーズン17が放送スタート。その第1話に懐かしのキャラクターがカムバックし、ファンを驚かせた。ショーランナーがその復帰について他のキャストやスタッフに伏せていたことを明かしている。米TV Lineが報じた。(※本記事は『グレイズ・アナトミー』シーズン17第1話のネタばれを含むのでご注意を!)
シーズン17の第1話「All Tomorrow"s Parties(原題)」に姿を見せたのは、シーズン11で降板した主人公メレディス(エレン・ポンピオ)のパートナーだった医師のデレク・シェパード(パトリック・デンプシー)だ。
そのシーンでは、新型コロナウイルスに感染した患者の治療に追われて疲労困憊したメレディスが倒れ、次のシーンでは靄(もや)がかかったようなビーチで目を覚まし、そのときにパトリック演じるデレクが姿を見せる。
ショーランナーを務めるクリスタ・ヴァーノフは、エレンを除くほとんどのスタッフとキャストに、パトリックがゲスト出演することを伏せたまま撮影日を迎えたと明かしている。「脚本にはデレクの代わりに、メレディスの母親で亡くなったエリス・グレイの名前を表記していた。私とエレンは、撮影日の前日に"誰も気づいていないでしょうね"というメールのやり取りをしていた」
それまでの経緯についてヴァーノフは、「その秘密を守り続けたことで、その登場が大きなサプライズになった。スタジオにもABCにも、ラストシーンを含むカットを送らなかった。最後の2カ月ほどは脚本家ルームに脚本家のアシスタントは入れなかったし、ほとんどのキャストは私たちの計画を知らなかった。当日、現場に姿を見せるまでスタッフにも秘密だった」と明かした。
そして、パトリックのゲスト出演は第1話では終わらずに翌週にも続くとのことで、ヴァーノフは「視聴者が観たワンシーン以上の意味がある」とも付け加えていた。
パトリックによるサプライズのゲスト出演が楽しみな『グレイズ・アナトミー』シーズン17は、ABCにて毎週木曜日に放送中。(海外ドラマNAVI編集部)
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Photo:『グレイズ・アナトミー』(c) ABC Studios