『ワンダヴィジョン』エリザベス・オルセン、『フルハウス』を思い出す

1980年代から1990年代にかけて世界中で愛されたファミリーシットコム『フルハウス』でタナー家の末っ子を演じていたアシュレイ&メアリ=ケイト・オルセン姉妹。そんな、当時世界一有名な子役だった姉を持つエリザベス・オルセンは、幼い頃に経験した姉たちの仕事場での思い出が、最新作の仕事にも影響を与えたそう。米Entertainment Weeklyが伝えた。

エリザベスの最新作とは、2021年1月15日(金)よりDisney+(ディズニープラス)にて配信される全6話となるマーベルドラマシリーズ『ワンダヴィジョン(原題:WandaVision)』。


マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の人気キャラクター、ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ(エリザベス・オルセン)とヴィジョン(ポール・ベタニー)を主人公に、『アベンジャーズ/エンドゲーム』のその後の世界を描く。ワンダとヴィジョンは晴れて結婚し、郊外の街に引っ越してきた。二人は、夢にまでみた結婚生活を手に入れ、自分たちの力を隠しながら平穏に暮らそうとしていたが、次第にその裏に隠された"謎"がむき出しになっていく...。

『奥様は魔女』や『かわいい魔女ジニー』のような50年代から90年代のクラシックなファミリーコメディの要素が盛り込まれており、実際にセットに観客を入れて彼らの前で撮影を行なったという。エリザベスは、そんな現場でのノスタルジックなパフォーマンスに、子どもの頃の体験を思い出す。

「子どもの頃に姉たちの(『フルハウス』の)現場に行っていたから、(観客を入れた撮影は)なんだか慣れ親しんだ景色に触れたような気分だった」とエリザベス。また、ヴィジョン役のポールは、「僕らは最後までテンションが高くてね、もっと続けたいと思っていたくらいだよ...。ツアーか何かやりたいくらいだね。"ワンダヴィジョン・オン・アイス"とか」と冗談を交えながら楽しそうな現場の様子を明かした。

観客の前で芝居をすることに、最初は緊張していたというエリザベスだが、スカーレット・ウィッチという役を演じられることに感謝しているという。「こんなショーまでできるなんて、マーベルからの最大の贈り物だと思う。他のキャラクターのストーリーラインを通して彼女がどう感じていたのかを見るのではなく、ただ彼女の物語にフォーカスしてもらえることに」

『ワンダヴィジョン』にはエリザベスとポールのほか、『マイティ・ソー』シリーズのダーシー・ルイス役のカット・デニングスと、『アントマン&ワスプ』のジミー・ウー役のランドール・パークがMCUに復帰。さらに新キャストとして、『MAD MEN マッドメン』シリーズでドーン・チェンバースを演じたテヨナ・パリスの出演も決定した。テヨナは、『キャプテン・マーベル』に登場した少女モニカ・ランボーの大人バージョンを演じる。

『ワンダヴィジョン』は、2021年1月15日(金)よりDisney+(ディズニープラス)にて日米同時配信。(海外ドラマNAVI)

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『ワンダヴィジョン』(c) 2020 Marvel/オルセン姉妹(c)NYKC/FAMOUS