『クイーンズ・ギャンビット』Netflixリミテッドシリーズで最高視聴者数を獲得

チェスの世界を描くNetflixオリジナルシリーズ『クイーンズ・ギャンビット』。アメリカのレビューサイトRotten Tomatoesでも100パーセントの高評価を得ている本作が、Netflixリミテッドシリーズで最高視聴率を獲得したことがわかった。米Deadlineが報じている。

1983年に出版されたウォルター・レヴィスの小説を元にした『クイーンズ・ギャンビット』。冷戦時代を舞台に、児童養護施設でチェスの神童となったベス・ハーモン(アニャ・テイラー=ジョイ)が依存症に苦しみながらも、男性社会であるチェスの世界で最高のプレーヤーになるまでの姿が描かれる。

Netflixによると、全7話構成の本作は92カ国でトップ10に入り、イギリス、アルゼンチン、イスラエル、南アフリカを含む63カ国では1位に。10月23日(金)に配信がスタートしてから約1カ月間で、6200万世帯が視聴した。これによってNetflixのリミテッドシリーズの最高視聴記録を更新したことに。

『アウト・オブ・サイト』、『LOGAN/ローガン』(2018年)で2度のアカデミー賞脚色賞にノミネートされたスコット・フランクが脚本・監督・製作総指揮を務めている。

本作の成功により、明らかに人々はチェスへの関心を寄せているようで、Googleでの「チェス」というキーワード検索では今までの2倍に、米売買サイトeBayでのチェスセット購入の問い合わせは250パーセント上昇、オンラインチェス対戦サイトのChess.comの新参プレーヤーの数は5倍に増加したとのこと。

Netflixのオリジナルシリーズ部門副社長であるピーター・フリードランダー氏は、本作の成功を称えるコメントを発表した。

「チェスの試合をカメラに収め現実世界のドラマとして見せられたのは、脚本家として、また映画監督としてのスコットのスキルの真の証です。そして本作に関わった才能あるチームもスコットを全力でサポートしました。衣装デザイナーのガブリエル・ビンダーはベスの衣装で市松模様を絶妙に使い、作曲家のカルロス・ラファエル・リベラはサスペンスなフルオーケストラスコアを作曲し、編集者のミシェル・テゾーロは心をつかむ視覚的効果を、プロダクションデザイナーのウリ・ハニッシュはどのシーンでも画面から飛び出すような鮮やかな選択をし、撮影監督のスティーヴン・マイズラーはどの試合でもドキドキするようなものを見せてくれました」

Netflixオリジナルシリーズ『クイーンズ・ギャンビット』は独占配信中。(海外ドラマNAVI)

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Photo:

『クイーンズ・ギャンビット』
PHIL BRAY/NETFLIX