米CWの大ヒット超常現象ドラマ『スーパーナチュラル』の主人公はモンスターや悪魔と闘いを繰り広げるサム&ディーン・ウィンチェスター兄弟だが、彼らを助ける天使カスティエルも欠かせない存在となっている。シリーズにおいて第3の兄弟とも言えるカスティエルが、なぜシーズン4からの登場になったのかについて、クリエイターが説明している。米Entertainment Weeklyが報じた。
本国で11月19日(木)にシリーズ最終話となるシーズン15第20話「Carry On(原題)」が放送されたが、それに合わせてクリエイターのエリック・クリプキが、天使に関する裏話を明かしている。「最初の3シーズンでは、天使を登場させないという方針を採っていたんだ。だって、パワフルな力を持った誰かが現れて兄弟を救ってしまったら簡単すぎるだろ?」と言い、カスティエルの登場がシーズン4になった理由を明かしている。
方針変更でカスティエルがシリーズ初の天使として登場すると、以降はほかの天使も数多く姿を見せたが、すべての天使が善玉だった訳ではない。そうした悪玉の天使についてクリプキは、「ある考えが頭に浮かんだんだ。"天使を登場させて、彼らをムカつく奴にしてやろう"ってね」とコメントしている。ちなみに彼は現在、Amazonの『The Boys/ザ・ボーイズ』で堕落しきったスーパーヒーローたちに人間が立ち向かうストーリーを描いている。
15年にわたりファンに愛されてきたが、ついに有終の美を飾った『スーパーナチュラル』。すでにウィンチェスター兄弟の新作は決まっており、サム役のジャレッド・パダレッキは同じくCWによる『炎のテキサス・レンジャー』のリブート版『Walker(原題)』に主演、ディーン役のジェンセン・アクレスは前述の『The Boys』シーズン3でソルジャーボーイを演じる。カスティエル役のミシャ・コリンズの新作も決まり次第お伝えしたい。(海外ドラマNAVI)
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『スーパーナチュラル』
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