小説家ジョンストン・マッカレーが生んだ「怪傑ゾロ」シリーズは今までにダグラス・フェアバンクスやアントニオ・バンデラスらが演じてきた人気ヒーローだ。その主人公ゾロを女性版にした新作シリーズが米NBCにて製作されることが明らかになった。米Deadlineが報じている。
女性主人公で描かれる本プロジェクトは、『アリータ:バトル・エンジェル』などで知られる映画監督のロバート・ロドリゲス、『マチェーテ』シリーズの脚本家レベッカ・ロドリゲス、そして『モダン・ファミリー』のソフィア・ベルガラらがチームとなって進んでいるという。
兄妹コンビであるロバートとレベッカが共同で脚本を執筆し、レベッカが監督を務める本作は、神話上のゾロの現代版として社会的不正のために戦うアンダーグラウンド・アーティスト、ソラ・ドミンゲスを中心に描かれる。ソロが犯罪組織を明るみにしたことで、彼女はその身を追われることになるというストーリー。
リップストーンやワイスレダーの製作会社Propagateは、CBSスタジオとのファーストルック契約の下、同社の最初のプロジェクトの一つとして昨シーズン、女性主人公版「怪傑ゾロ」のプロジェクトに着手していた。『バーン・ノーティス 元スパイの逆襲』の脚本家、プロデューサーで知られるアルフレド・バリオス・Jrが脚本を担当したこの女性版の構想もNBCで決まっていた。
米ABCのコメディ『モダン・ファミリー』でエミー賞、ゴールデングローブ賞、SAG賞にノミネートされたことがあるソフィア。本作は今年の4月にシーズン11で幕を閉じているため、彼女の次のプロジェクトが何になるのかはファンも気になっていたところだろう。ソフィアのその他の出演作には、バディコメディ映画『キューティ・コップ』などもあり、同作ではリース・ウィザースプーン(『ザ・モーニングショー』)とW主演、そしてプロデュースもしている。また、大ヒットドラマ『デスパレートな妻たち』のスペイン語版の製作総指揮も務めている。
ロバートが「怪傑ゾロ」に携わるのは実は今回が初めてではない。アントニオ・バンデラス版の映画『マスク・オブ・ゾロ』では監督に抜擢されていたが、他プロジェクトとのスケジュールの調整で降板をしていたという過去がある。
今後もキャストなどの続報が分かり次第、お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)
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Photo:
ソフィア・ベルガラ
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ロバート・ロドリゲス
©HUBERT BOESL/FAMOUS