リバイバル版『ギルモア・ガールズ』続編がまだ製作されていない理由とは

多くのファンが待ち続ける『ギルモア・ガールズ』の続編。2016年にNetflixで配信されたリバイバル版から早4年が経つが、多くの障害により現在も続編に至っていないことがこのほど明らかになった。米TV Lineが伝えた。

オリジナル版の『ギルモア・ガールズ』は、コネチカット州のスターズ・ホローという架空の小さな町を舞台に、母ローレライ(ローレン・グレアム)と娘ローリー(アレクシス・ブレデル)が、仕事や学校、恋、家族に悩みながら共に成長していく姿を描いたファミリードラマ。米The WB(現:CW)にて2000年に放送開始し、母娘のコミカルなやりとりや、ユーモア溢れるキャラクターの登場で7シーズン続く大ヒット作となった。シリーズ終了後も続編を望む声は後を絶たず、2016年に『ギルモア・ガールズ:イヤー・イン・ライフ』としてNetflixで復活した。

先日開催されたWoodstock Film Festivalにバーチャルパネルで参加したクリエイターのエイミー・シャーマン=パラディーノは、「家族ドラマの素晴らしいところは、伝えるべきストーリーが常にあることです」とコメント。「『ギルモア・ガールズ』はモンスターが出る作品でもないですし、エイリアンが街にやってきたり、誰かが殺されるような作品でもありません。ローレライとエミリーの絆が絶たれることも決してありません。ローリーは年を重ね自分の足場を見つけ、自分の人生を送るようになります。赤ちゃんを産むことにもなります。そして、ローレライとぶつかることになるのです。対立と物語と旅には何の問題もありません」

シャーマン=パラディーノは、夫で本作の製作総指揮でもあるダニエルと共に『ギルモア・ガールズ』の新作について「常に考えている」そうで、「私たちは街を歩きながらも"あぁ、それは『ギルモア』の素晴らしい話になるね」と話しています」と夫婦のやりとりを明かした。

しかし、いまだにその続編が実現しないのは彼女が多忙であることが理由のよう。現在シャーマン=パラディーノは、エミー賞常連であり、ゴールデン・グローブ賞も受賞したAmazon Prime Videoのコメディシリーズ『マーベラス・ミセス・メイゼル』を製作している。

また、ローレンは現在2つのTVシリーズに参加しており、アレクシスは『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』に出演中。他にも、各方面に引っ張りだこの出演者が揃っているだけに、スケジュールを調整することは困難を極めているようだ。それでも、シャーマン=パラディーノは「時が来て、彼女たちが人生の中で必要な場所にいるなら、続編はきっと起こると私は信じています」と話している。(海外ドラマNAVI)

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Netflixオリジナルシリーズ『ギルモア・ガールズ:イヤー・イン・ライフ』は独占配信中