1990年代に大ヒットした青春ドラマ『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』のブレンダ役で知られるシャナン・ドハティ。ステージ4のがんと闘っていることは以前よりお伝えしているが、元共演者で友人でもあるデイビッド役のブライアン・オースティン・グリーンが彼女の現状と自身の心境を述べた。米Hollywood Lifeが報じている。
ブライアンはまず、パンデミック禍におけるシャナンの近況を報告。「シャナンは治療もしているので、他の人よりもより気をつけなければならない。新型コロナウイルスに感染したら、合併症を起こしやすいからね。思っていたよりも、シャナンと会ったり一緒に過ごすことができなかった。すぐ近くに住んでいるんだけど、今は逆にそれが残念なことだよ。家まで歩いて行ける距離なのに、実際にはできない。シャナンはこの期間、皆から距離を置かなければならなかったんだ」
まだしばらくの間、直接会うことはできないが、シャナンとは電話で"いつも"話をしていることやメールもしていることも告白。「本当に頑張っているよ」と称えた。
シャナンは2015年に乳がんと診断された後、手術や抗がん剤・放射線治療を続け、2017年4月には寛解状態になったと報告。しかし、2019年には再発しステージ4であることを公にしていた。この時にも「ブライアンにはすぐに話したの。そしたら彼は『ビバリーヒルズ再会白書』の撮影前にいつも"何があっても僕がついているからね"と言ってくれたわ」と、ブライアンだけには先に再発を告げていたことを明かしている。
2020年9月の米Elleのインタビューでは、「進行を促すエストロゲンをブロックするためのホルモン療法と、転移性疾患を安定させるのに有効な2つ目の治療」を受けなければならないと語っていた。
このインタビューで当事者のシャナンは、「私は本当にとても健康な人間だと感じているわ。あと10年、15年は生きられると思っているのに、自分の人生をまとめて語るのは難しいわ...ステージ4の人は誰でもこのようなことに直面するものね。周りは(ステージ4と聞けば)もう終わりかのようにその人に対応するけど、私はまだそんな気はしていない。人生まだまだたくさんすることはあるの」と、ステージ4の人に接する風潮についても述べ、彼女は元気でまだ人生を振り返る時期ではないということをアピールした。
親友でもあるブライアンはそんなシャナンを見て、「シャナンは素晴らしい。彼女は戦士だよ。まさに彼女らしいことをしているんだ。できるだけ前向きでいるし、"もうこれ以上は無理だ"となるまで人生を全速力で前進している。でも、そんな瞬間は、まだまだ当分来ないように思えるよ」
この病と5年前から闘い続けているシャナン。ブライアンのように彼女のそばで応援してくれる人と共にこれからも前向きに治療に励んでいってほしい。(海外ドラマNAVI)
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『ビバリーヒルズ再会白書』
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