ロバート・カーライル、『宇宙戦争』で自身が演じるキャラが同性愛者だと示唆

H・G・ウェルズによる同名SF小説をドラマ化し、2019年に英BBCにて放送されたミニシリーズ『宇宙戦争』。WOWOWにて放送が控える本作で、ロバート・カーライル(『ワンス・ア・アポン・ア・タイム』)が演じたキャラクターが同性愛者だとほのめかしていることがわかった。英Digital Spyが報じている。

エドワード朝時代となる18世紀初頭が舞台となる『宇宙戦争』の主人公は、運命的な出会いを果たして駆け落ちした新聞記者のジョージ(レイフ・スポール『ジュラシック・ワールド/炎の王国』)と彼の妻となったエイミー(エレノア・トムリンソン『風の勇士 ポルダーク』)。二人が新天地で人生を始めようとしたときに、火星人の侵入により人類は未知の敵と闘わなくてはならなくなる――。

ロバートは天文学者で科学者でもあるハーラン・オグルビー役で出演しており、自分が演じるキャラクターについて、「彼は時代の最先端を行っている。まず、彼の助手が女性だという点だ。1905年で、それはほとんど前例のないことだった。そのシーンは、オグルビーとエイミーが火星人が墜落した現場へ赴き、仲間の天文学者ステント(ダニエル・セルケイラ)が加わって意見したときに描かれる。すぐにオグルビーは彼女の重要性を認めるんだ。これは、今では大したことではないけど、当時では珍しいことだった。それは、オグルビーが他とは違っているという最初の証でもある」と述べていた。

そしてロバートは、「また、オグルビーが自分はゲイだと示唆するシーンもあるんだ」と続けている。エイミーが、ジョージと駆け落ちした自分が小さな村で噂の的になるのではないかと心配していると、オグルビーが彼女に、「上手に歳を重ねつつ、何年も結婚せずにシングルを貫いている自分について、村の人が何て言っているか聞くといい」と含みのある言葉を発する。

ロバートによると、そのセリフで彼は自分がゲイであること示唆していて、同性愛者が投獄されていた時代に、自分のセクシュアリティをそれとなくエイミーに伝えたオグルビーの発言には重みがあると付け加えていた。

本作ではその他に、ルパート・グレイヴス(『SHERLOCK/シャーロック』)、ハリー・メリング(『ハリー・ポッター』シリーズ)、ジョナサン・アリス(『このサイテーな世界の終わり』)がキャストに名を連ね、『ドクター・フー』や『McMafia - マクマフィア』などで脚本を手掛けたピーター・ハーネスがペンを執っている。

英国SFドラマ『宇宙戦争』は、WOWOWにて12月26日(土)全4話一挙放送。(海外ドラマNAVI)

Photo:

ロバート・カーライル©PHIL ALLPORT/FAMOUS
『宇宙戦争』(C)Mammoth Screen Limited 2018. All rights reserved. Licensed by ITV Studios Global Entertainment.