ニューヨークを舞台に、4人の女性の友情と恋愛を描く大ヒットドラマ『SEX AND THE CITY』(以下『SATC』)。ドラマは6シーズン続き、映画版も2作製作された本シリーズはこれまで幾度となくリバイバル版が噂になっていた。だがここにきていよいよ米HBO Maxにてそれが実現しようとしている。米TV Lineが報じた。
キャリー役のサラ・ジェシカ・パーカー、シャーロット役のクリスティン・デイヴィス、そしてミランダ役のシンシア・ニクソンの3人が、リミテッドシリーズとして復活する新作への契約が間近であることが報じられている。
残念ながら、サマンサ役のキム・キャトラルの出演は期待できないようだ。彼女は2017年10月に行われたインタビューで、『SATC』のクリエイティブチームに、サマンサ役を白人ではない女優でリキャストするよう懇願していた。
「この役は素晴らしい役よ。ドラマと映画で最後まで演じたけど、大好きだった。でも別の女優が演じるべきなの。アフリカ系アメリカ人のサマンサやヒスパニック系のサマンサがいいんじゃない」と語るキム自身はかねてよりサマンサをもう演じる気はないことを公言しており、3人だけが揃うというのは当然の流れかもしれない。
以前米Peopleでのインタビューでは、「『SATC』のように時代の流れに乗ったヒット作に関われたことは素晴らしいことで、とても誇りに思っている。だけど、もし今サマンサが登場したとしても(それから、彼女を模倣したキャラクターをいくつか見てきたけど)、当時のような新鮮さはないわ。時代は変わったから、あの頃のようにはならないでしょ。でも、それでいいのよ!」と、今後続編が製作されてもキムのサマンサが登場する必要はないという発言をしている。
オリジナルシリーズは1998年から2004年まで米HBOで放送され、数多くのエミー賞を獲得。サラ・ジェシカとシンシアも同賞を受賞している。
日本への上陸が待たれるHBO Maxでは、他にも『ゴシップガール』、『フレンズ』、1980年代のシットコム『Head of the Class(原題)』、『トゥルーブラッド』のリブート/リバイバル版、スペシャル番組の製作が決定している。(海外ドラマNAVI)
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『SEX AND THE CITY』
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