『ビッグバン★セオリー』ジム・パーソンズ、同性愛者であることが良い俳優になれるきっかけに

大人気コメディドラマ『ビッグバン★セオリー 〜ギークなボクらの恋愛法則』のシェルドン・クーパー役でお馴染みのジム・パーソンズが、自身のセクシュアリティが良い俳優になるきっかけになったと明かした。英Digital Spyが伝えた。

『ビッグバン』の放送途中だった2012年に同性愛者であることを告白したジムは、LGBTQコミュニティの一員であることは「強み」であり、その結果俳優としての幅が増えたと感じていると、英Attitudeのインタビューで語った。

「突然、時に悪意を持たれ公人からも嫌なことを言われる大きなグループの一員になったことは、予測していなかった幸福感と強さを感じさせてくれた」とジム。続けて「私をより良い俳優にしてくれたようにも思う。役者としての引き出しをより多く持っていられるんだ」と説明した。

ジムは代表作となった『ビッグバン』を昨年まで12シーズン続け、その後はライアン・マーフィー(『Glee/グリー』)が手がけるNetflixのドラマシリーズ『ハリウッド』や、同じくNetflixオリジナルの映画『ボーイズ・イン・ザ・バンド』などに出演している。

『ボーイズ・イン・ザ・バンド』は、舞台『真夜中のパーティー』の2018年ブロードウェイ公演に出演したキャスト、および製作スタッフが再集結した映画で、同性愛者が集まる誕生日パーティーに異性愛者が乱入したことで巻き起こる波乱な展開を描いている。

ジムは主人公で同性愛者のマイケルを演じており、この役が「自分に影響を与えてくれた」とコメント。今の自分の生活は幸せであるものの、「本当の自分を明らかにすることで、大切な人々を失うかもしれないと恐れていた昔の思いと今も向き合っている」ことを明かした。

「この(映画の)話は、私が(育った)時代を直接反映したものではなく、直近20年でゲイの人々を取り巻く状況は急速に変化したが、今でも変わらない感情がある」

今年初め、ジムは『ビッグバン』への出演が決まった当初は自身のセクシュアリティを公にはしないと考えていたことを告白しており、「ヒット作で問題を起こしてしまうことを恐れていた」と当時の思いを吐露していた。

結局のところ、あるインタビューの中でカミングアウトに至ったわけだが、その後も変わらず『ビッグバン』で活躍を続け、2017年には長年のパートナーであるトッド・スピーワックさんと結婚。難しい思いと向き合いながらも公私共に順調な日々を送っている。(海外ドラマNAVI)

★今すぐ『ビッグバン★セオリー 〜ギークなボクらの恋愛法則』を見る★

TSUTAYACTA02.png

Photo:『ビッグバン★セオリー 〜ギークなボクらの恋愛法則』シーズン9より © Warner Bros. Entertainment Inc.