マイケル・シーン、『クイズ~100万ポンドを夢見た男~』出演後にTVホストをリスペクトするように

世界中でリメイクされた英国の大人気クイズ番組『Who Wants to Be a Millionaire?(原題)』。この番組で実際に起きた事件をもとにしたTVシリーズ『クイズ~100万ポンドを夢見た男~』に出演するマイケル・シーン(『グッド・オーメンズ』)は、クイズ番組の司会者役を演じたことで、同役の人物を尊敬するようになっという。英Evening Expressが伝えた。

全3話構成となる『クイズ~100万ポンドを夢見た男~』の主人公は、100万ポンドを勝ち取るために不正行為を行った元英軍少佐チャールズ・イングラム。イングラムと妻のダイアナたちがいかに詐欺を働き、逮捕され、法廷に立つに至ったかが描かれる。

『キング・オブ・メディア』のマシュー・マクファディンがイングラム役、『Fleabag フリーバッグ』のシアン・クリフォードが妻のダイアナ役で出演。

そしてこの作品でマイケルが演じるのが、番組のホストであるクリス・タラント。これまで、トニー・ブレア元英国首相(『クィーン』)、TVホストのデビッド・フロスト(『フロスト×ニクソン』)、元サッカー選手・指導者のブライアン・クラフ(『くたばれ!ユナイテッド −サッカー万歳!−』)など、実在の人物に扮してきたマイケルは、クリス役の役作りとして『Who Wants to Be a Millionaire?』のテープを何時間分もチェックしたという

マイケルは「あの番組を見ると、番組も、番組に出ている彼のことも楽しんで見ていた。タラントの素晴らしい仕事は心からリスペクトしたよ」とコメント。

続けて、「もちろん、タラントだけではない。彼はステージを管理しているんだ。他に音楽や照明とか...。でも、何度も何度も見て、実際にやってみると、音楽や照明の機能はとても素晴らしい」と、音楽や照明がいかに大切かを説明。同番組の前身である『Cash Mountain(原題)』ではドラマチックな照明や音楽の演出がなく、あまり魅力的ではなかったとも話している。

また、今どのような状況にあるか、プレイヤーにとってわかりやすいように進行していると、タラントのことを絶賛。加えて「彼はテレフォンも本当に楽しんでいることがわかる。それは、彼がラジオ番組もやっているからだろう。電話で誰かと話すということは、ラジオが最も近いことだろうからね」とタラントの経験値の高さも称賛した。

「彼がどれほど素晴らしいことをしているか理解しても、それをコピーすることは簡単なことではないよ。真のスキルが必要だからこそ、彼のことをよく知る必要もある」

マイケルが徹底的な役作りをして挑む『クイズ~100万ポンドを夢見た男~』はWOWOWメンバーズオンデマンドで配信中。WOWOWでの再放送は2月2日(火)午前9:30より。(海外ドラマNAVI)

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『クイズ~100万ポンドを夢見た男~』
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