激動の時代を映し出すクライムドラマ『ゴッドファーザー・オブ・ハーレム』が日本初放送

ギャング×犯罪×公民権運動という一見相容れない要素の衝突を描き、これまでの常識を覆す視点から激動の時代を映し出すクライム・ストーリー『ゴッドファーザー・オブ・ハーレム(原題:Godfather of Harlem)』がスーパー!ドラマTVにて独占日本初放送となる。

『ゴッドファーザー・オブ・ハーレム』は、2019年に米Epixで放送開始されたクライムドラマ。1960年代を舞台に、特定のキャラクターや事件、場所、セリフなど、ドラマ化にあたってはフィクション化や脚色がされているものの、実際の人物や出来事に基づいて製作。すでにシーズン2の製作が決まっている。

刑務所での服役を終え、11年ぶりにニューヨークのハーレムへ戻るエルズワース・"バンピー"・ジョンソン。妻のメイミに迎えられ、車の中から様変わりした街を眺め、再びハーレムを仕切る気構えであった。しかし、イタリアン・マフィアが勢力を増し、バンピーが仕切っていた街は5大ファミリーの一つであるジェノヴェーゼ・ファミリー傘下のヴィンセント・"チン"・ジガンテが幅を利かせるようになっていた。

帰還後間もなくすると、チンの右腕ザンブラーノがシマ内の店で狼藉を働いたという報せを受け、バンピーは仲間と共に現場へと急行。そして、シマが荒らされている現状を目の当たりにした彼は、チンの拠点へと乗り込み、ショットガンを発砲し威嚇する。

そんな中、バンピーはチンピラ時代から知り合いだったマルコムXと再会する。今やネーション・オブ・イスラムのスポークスマンとして公民権運動や黒人解放活動を勢力的に行なっていたマルコムXは、全米中で絶大な影響力を持っていた。

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クリエイターを務めるのは『ナルコス』のクリス・ブランカートとポール・エクスタイン。二人は実在のギャングを描くにあたって、これまでの典型的なギャングストーリーとは異なる全く新しいアプローチを求め、さまざまな人物にインタビュー取材を敢行。劇中に登場するバンピーの孫娘であるマーガレットにも会い、彼女からマルコムXは毎週のようにバンピーの自宅に遊びに来てチェスをしたという話を聞き出し、新たなギャングストーリーの切り口となる着想を得る。

主人公バンピーを演じるのはフォレスト・ウィテカー(『ラストキング・オブ・スコットランド』)、バンピーの妻メイミ役をイルフェネシュ・ハデラ(『ベイウォッチ』)が扮する他、マルコムX役のナイジェル・サッチ(『グローリー/明日への行進』)、バンピーの娘エリース役のアントワネット・クロウ=レガシー、テディ・グリーン役のケルヴィン・ハリソン・Jr.(『WAVES/ウェイブス』)、ステラ・ジガンテ役のルーシー・フライ(『11/22/63』)、アーニー・ヌンツィ役のラフィ・ガヴロン(『ホームカミング』)らが出演。

ナイジェル・サッチは映画『グローリー/明日への行進』でもマルコムXを演じ、高い評価を得ている。ナイジェルはインタビューで、「マルコムXのことを過激な人だと思っている人が多いかもしれないが、本当のマルコムXは平和を重んじる人だった」と述べる。

その他にも、ポール・ソルヴィノ(『LAW & ORDER』)、チャズ・パルミンテリ(『リゾーリ&アイルズ』)、ジャンカルロ・エスポジート(『ブレイキング・バッド』)ら名優たちが作品を盛り上げる。

『ゴッドファーザー・オブ・ハーレム』放送情報

スーパー!ドラマTVにて(全10話)
第1~5話:3月20日(土)23:55~
第6~10話:3月27日(土)24:00~

(海外ドラマNAVI)

Photo:

『ゴッドファーザー・オブ・ハーレム』(c)ABC Signature Studios