M・ナイト・シャマランのApple TV+ドラマ『サーヴァント』が2シーズン早く終了となる理由

映画『シックス・センス』やミステリードラマ『ウェイワード・パインズ 出口のない街』で知られるM・ナイト・シャマランが手掛けるApple TV+の心理サスペンスドラマ『サーヴァント ターナー家の子守』が、当初の予定よりも早めにシリーズ終了を迎えることになるという。その理由とは?

本作は、子どもを失ってしまうという耐えがたい悲劇に見舞われたフィラデルフィアの夫婦が、自分たちが住む家に養子を迎えたことから奇怪な何かを引き寄せてしまうというサイコスリラードラマ。現在はシーズン2まで配信されている。

英Digital Spyによれば、元々は1シーズン全10話構成で6シーズン(シリーズ総話数60)の製作を予定していたというが、製作総指揮のシャマランが4シーズンでの終了を認めたとのこと。その理由は「パンデミックが発生した時、私は一旦落ち着いてショーについて頭の中で練り直すことにしたんです」と彼が述べている通り、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大が関係していたようだ。

物語を再構築することに1カ月を費やし、結果的に4シーズンにまとまったのだという。また、当初は企画の立ち上げと監督を務めるつもりでいたが、気づけば他の業務にも手を出していたようで、「"編集させてください。作曲家と話をさせてください。それをやらせてください。効果は最初にわたしに持ってきてください。ミックスに参加します"という具合にとても楽しんでいました」と明かした。

そして、業務が多岐にわたったことで、フィニッシュラインを見据えることのできる4シーズンで終了という考えにより確信を持つことができたという。シャマランは『サーヴァント』を「心から誇りに思える作品にしたい」と考えており、シリーズを短くすることで「適切に仕上げることができる」と思えたようだ。

『サーヴァント ターナー家の子守』シーズン1~2はApple TV+で独占配信中。

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(海外ドラマNAVI)

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Apple TV+オリジナルドラマ『サーヴァント ターナー家の子守』(c) 2019 Apple Inc. All rights reserved.