『ドクター・フー』元ショーランナー、MCUや『スタトレ』のように世界を広げたい

英長寿SFドラマ『ドクター・フー』の元ショーランナーであるラッセル・T・デイヴィースは、英BBCに対して本作をマーベルや『スター・ウォーズ』、『スタートレック』などのようにスピンオフでフランチャイズ化すべきだと発言した。米We got this coveredが報じている。

デイヴィースが『ドクター・フー』を担当していた2005年~2010年(シーズン1~5)の時には『秘密情報部 トーチウッド』とティーン向けの『The Sarah Jane Adventures(原題)』という2つのスピンオフ作品を成功させた。だがそれ以降は、2016年に放送されシーズン1でキャンセルになったSFドラマ『クラス -ねらわれたコールヒル高校-』があるだけだ。

デイヴィースは、『ドクター・フー』ユニバースの可能性をBBCは最大限に活用しているとは思っていないようで、英 Radio Timesのインタビューでは、同作のキャラクターを起伏のある形でフィーチャーしたスピンオフを楽しむべきだと示唆。同作内のカップルに焦点を当てたクロスオーバー・ミニシリーズもいいかもしれないとも語っている。

「今こそ『ドクター・フー』専門チャンネルを作るべきです。ディズニーが『スター・ウォーズ』やマーベルの新作を発表する中、(第4・5代目ドクターと登場していたサラ・サットン演じる)"ナイサの冒険"や"ドナ・ノーブル(10代目ドクターのコンパニオン)の復活"というような作品を発表したり、10代目と11代目のドクターが全10話で共演するような作品をお披露目するべきなのです。『スタートレック』ファンはパイク船長メインの新シリーズ『Star Trek: Strange New Worlds(原題)』ができるなんて思ってもいませんでした。 SFの世界は現在とても創造的で収益もあげているので、このような夢は現実にできると思います」

パイク船長主体のスピンオフ作品を作るというアイデアも、かつては "ありえない"と思われていたことを指摘し、自身が『ドクター・フー』のフランチャイズ化に真剣であることを強調した。

前述のように、スピンオフ作品で最後に放送されたのは、『クラス -ねらわれたコールヒル高校-』で、本作はわずか8エピソードで終了した。だが、音声ドラマを製作する英ビッグ・フィニッシュ・プロダクションズは、4代目ドクターのトム・ベイカー(『シャーロック・ホームズ/バスカヴィル家の犬』)、9代目ドクター、クリストファー・エクルストン(『LEFTOVERS/残された世界』)や10代目ドクター、デヴィッド・テナント(『グッド・オーメンズ』)をはじめとする複数のドクターを題材にした数多くのオーディオドラマを製作している。ファンはこのような音声でのスピンオフもうれしいが、やはり画面上で物語が展開する実写ドラマとはわけが違う。

しかし今のところ、BBCはオリジナルの『ドクター・フー』にだけ力を入れているようだ。シーズン13は現在製作中で、これは13代目ドクター、ジョディ・ウィテカーの最後のシーズンになると考えられているが、もしかすると次のドクターの時には、スピンオフ作品の一つや二つが製作されるかもしれない。(海外ドラマNAVI)

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11代目ドクターを演じたマット・スミスと、カレン・ギラン、アーサー・ダーヴィル ©Mike Webster/FAMOUS