『LOST』『パーソン・オブ・インタレスト』『キャッスルロック』『ウエストワールド』といったドラマだけでなく、『スター・トレック』『スター・ウォーズ』などの大作映画シリーズにも関わるヒットメーカーのJ・J・エイブラムス。そんな彼の制作会社Bad Robot(バッド・ロボット)は、テレビ部門を拡大しようとしているようだ。米Varietyが報じている。
IMDbページに記載があるものだけで現在進行中のものだけで17作品に携わっているエイブラムス。つい先日にも、米HBOと組んで治験に参加したことで恐怖の体験をする大学生を主人公にした『Subject to Change(原題)』という実話に基づいたシリーズを手掛けることを発表したばかり。
そんなエイブラムスの製作会社は、テレビ部門の副社長ジャミラ・カーとキラ・インズ、そしてテレビ部門のディレクターであるデレク・マーティンのチームに、新たに副社長としてアレックス・フィリップスを迎え入れる。
新たな戦力となるフィリップスは、直近ではリナ・ウェイス(『マスター・オブ・ゼロ』)のヒルマン・グラッド・プロダクションズで映画とテレビのエグゼクティブを務め、米Showtimeの 『The Chi(原題)』、映画『40歳の解釈:ラダの場合』、そしてリナがクリエイターの 『Twenties(原題)』などを手がけていた。
2019年にバッド・ロボットに入社した元Fox 21 TV Studiosの重役であるインズは、米HBO『Demimonde(原題)』や米Apple TV+『My Glory Was I Had Such Friends(原題)』などのシリーズに携わっている。
米BETの 『Real Husbands of Hollywood (原題)』でライターのアシスタントをしていたカーは、2015年にバッド・ロボットに入社し、最近テレビ部門の副社長に昇進した。彼女は、米Huluの『キャッスルロック』、Apple TV+のロマンスコメディ『リトル・ヴォイス』、HBOの『ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路』、そして近日公開予定のHBO Maxシリーズ『Duster and Overlook(原題)』などを手がけてきた。2017年に入社したマーティンも最近制作ディレクターに就任。HBO Max向けのDCアニメ『ジャスティス・リーグ・ダーク』シリーズなどに取り組んでいる。(海外ドラマNAVI)
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J・J・エイブラムス©AVTA/FAMOUS