毎年7月に開催されるポップカルチャーの祭典サンディエゴComic-conが、新型コロナウイルスの影響(COVID-19)により、今年もバーチャルで配信されることが明らかとなった。米TV Lineなどが報じている。
実際に会場で開催されるイベントは2022年に延期され、昨年に続き、今年もバーチャル・イベント「Comic-Con@Home」がネット配信されることが発表された。
今回の決定について、サンディエゴComic-conが声明を発表。「ワクチンの普及と、その接種者数の増加に後押しされてはいますが、Comic-con規模の対面イベントを安全に開催するには、まだ7月では時期尚早のようです。従って、会場で開催するイベントとしてのComic-con2021は2022年まで延期し、今年も無料のオンライン・イベント「Comic-Con@Home」を催すという難しい決断を下しました。残念ながら、昨年に余儀なくされたチャレンジと、2つの大掛かりなイベントが何度も延期になったことにより、私たちには限られた予算しか残っていません。よって、今年のオンライン・イベントは2021年7月23日~25日までの3日間に短縮されます」と、苦渋の決断を迫れたことを明かした。
現時点では、今年配信される「Comic-Con@Home」のラインナップは未定。大規模イベントは来年に繰越しとなるが、今年11月に小規模サイズの対面イベントが開催予定だという。
サンディエゴComic-conの他にも、毎年3月にカリフォルニア州アナハイムで開催されるワンダーコンも会場での開催が中止となり、3月26日(金)~27日(土)にかけて配信されるバーチャルイベント「WonderCon@Home」に置き換えられている。
昨年の「Comic-Con@Home」には、『ウォーキング・デッド』『The Boys ザ・ボーイズ』『スター・トレック『ブラックリスト』といった人気ドラマシリーズが参加していた。
(海外ドラマNAVI)
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2014年に開催されたサンディエゴ・コミコン・インターナショナルより