『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』アンソニー・マッキー、オーディション受けずMCUに参加「マーベルでは数えるほどしか起きていない出来事」

Disney+(ディズニープラス)によるマーベルドラマシリーズ第2弾『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』が、いよいよ3月19日(金)より配信開始。配信を前に、マーベル・スタジオの社長ケヴィン・ファイギが主演を務めるファルコンことサム・ウィルソン役のアンソニー・マッキーの思い出や本作が製作されるきっかけなどその舞台裏を語った。

米Varietyのインタビューに応えたファイギ。2014年公開の映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』で、初めてMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に加わったアンソニー・マッキーの印象について答えている。

「彼との最初の思い出は、満場一致で彼がファルコン役の第一候補になったことだね。私の記憶では、ただ彼に役をオファーしただけで、彼はオーディションを受けなかった。それは、マーベルでは数えるほどしか起きていない。アンソニーはその一人だね。私は彼がこの役を演じたら素晴らしいだろうと思った。よくあることだが、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』のサム・ウィルソンで配役しても、すべてが上手くいけばキャラクターが成長し、様々なものに進化する可能性がある。誰でもそれが出来る俳優を求めていて、アンソニーはそれが可能だったんだ」と、アンソニーがオーディションなしで大役を獲得したことを明かした。

続けてファイギは、エイリアンでも良家出身でもないサムについて、「サムは軍隊での経験があり、PTSDを患う兵士と悲しみを乗り越えるカウンセリングを行なった経験がある。そのことが、スティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)と彼が友情を築くきっかけになった」と述べ、「Disney+のドラマシリーズへ移る素晴らしい点は、これらのキャラクターをより多く目にすることができることだ。マッキーは画面に6秒間しか登場しなくとも、逆に6時間でも驚くべき存在感を発揮する。だが、『アベンジャーズ/エンドゲーム』で彼の出番は少なかった。だから、私たちは"彼はどこで育ったのだろうか?""彼にはどんな家族がいるのだろうか?"と思った。ただの男であることを考えると、この状況に投げ込まれて見事に対応しているサムについて知りたくなったんだ」と、サムを主人公の一人にした単独シリーズを製作しようと思ったきっかけを語る。

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そして、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』のキーアイテムとなるシールド(盾)について、なぜ『アベンジャーズ/エンドゲーム』でキャプテン・アメリカがシールドをサムに渡した理由が明確に描かれていなかったのか答えている。「コミックスでは過去に、シールドは複数のキャラクターの手に渡っているが、映画シリーズで描かれたサムとキャプテンのストーリーを考慮したら、キャプテンがシールドを渡す相手はサムが正しいように思った」とコメント。

また、『エンドゲーム』のエンディング近くで描かれた、サムとバッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャーがベンチに座っている年老いたスティーブに気づくシーンは、アンソニーとバッキー役のセバスチャン・スタンがアイデアだったとファイギは明かした。

それぞれの役でアンソニーとセバスチャンが続投し、全6話となる『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』は、Disney+(ディズニープラス)にて3月19日(金)より配信スタート。(海外ドラマNAVI)

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『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』© 2021 Marvel