『バットウーマン』降板のルビー・ローズの代わりにケイト・ケインを演じるのは『クリプトン』のあの人

米CWのDCドラマ『BATWOMAN/バットウーマン』。残念ながらシーズン1で主演ルビー・ローズが降板したが、彼女が演じていた"ケイト・ケイン"ことバットウーマンが同じDCドラマ『クリプトン』に出演していたキャストによって引き継がれると、米The Hollywood Reporterが伝えている。

新たにケイト・ケインを演じるのは『クリプトン』でニサ=ヴェックスを演じた英国人女優ウォーリス・デイ。念のためお伝えすると、ケイトはもうヒーロー"バットウーマン"ではない。バットウーマンはライアン・ワイルダーという新キャラクターに引き継がれ、『MACGYVER/マクガイバー』のジャヴシア・レスリーが演じている。

ウォーリスが演じるのは変貌を遂げたケイトで、シーズン2のはじめに起きた飛行機事故でなんとか生き延びたものの手術で包帯だらけになり、誰だか識別不能になったという設定だ。

ケイトが戻ってくることは、本作のショーランナーであるキャロライン・ドライスによって伝えられていた。「15年間ライターとして働いてきた同性愛者として、LGBTQ+のキャラクターを消してしまうという手法"Bury Your Gays(同性愛者のキャラクターが不幸な最期をとげるという意味)"を何度も見てきたし、そんなことに関わりたくなかった。だからこそケイト・ケインに関して出回っている誤った情報をはっきりさせて、作品を書きなおすことは重要なことだったの」と2020年に話している。

キャロラインは、シーズン2からケイトを別の俳優にしてそのまま演じさせるという考えも持っていたようだが、プロデューサーのグレッグ・バーランティの「バットウーマンを別のキャラクターとして出発させるべきだと思う」という一言を信じ、ケイトに変わる新たなキャラクター、ライアン・ワイルダーを誕生させていた。

同年5月、エンタメレポーターのダン・ウィックラインがTwitterで「『BATWOMAN』が新しいキャストを探しているみたいだよ」とウォーリスにコメントすると、「まるで夢のような仕事ね!」と返信していたウォーリス。まさに夢が叶ったということになる。

同性愛者のスーパーヒーローを主人公にした初めての作品としてTVシリーズ界に新たな歴史をつくった『BATWOMAN/バットウーマン』。さらに2代目バットウーマンには初めてアフリカ系女優を起用し、大きな話題に。新たにウォーリスを迎え、どのようなケイトの物語が紡がれていくのか楽しみだ。(海外ドラマNAVI)

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『BATWOMAN/バットウーマン<シーズン1>』BATWOMAN(TM) and related characters and elements are and trademarks of DC Comics. (c) 2020 Warner Bros. Entertainment All rights reserved.