1993年から9シーズンにわたって放送され、映画版なども製作された大ヒット超常現象ドラマ『X-ファイル』。本シリーズでフォックス・モルダーFBI捜査官を演じて大ブレイクしたデヴィッド・ドゥカヴニーが、出演を断るところだったと明かした。米Deadlineが報じた。
ロブ・ロウ(『コード・ブラック 生と死の間で』)が司会を務めるポッドキャスト番組「Literally! With Rob Lowe」に出演したデヴィッドが、『X-ファイル』のパイロット版に出演するためには、友人が監督を務める映画の撮影を断らなければならず、エージェントにパイロット版に出演したくないと伝えていたと語った。
「『X-ファイル』は地球外生命体について描くシリーズで、"どれぐらい続くんだろう?"と思った。パイロット版(の脚本)は良かったけど、エイリアンを目にするか、もしくは(キャンセルになって)見ないままになるだろうってね。僕は陰謀説に興味がなかったし、"他のプロジェクトに参加すると言ったから、パイロット版をパスしなくちゃいけない"って言うつもりだったんだ」と、あまりシリーズのコンセプトにも興味が沸かなかったと述べている。
しかし、エージェントがパイロット版に出演するようデヴィッドを説得し、「あのまま断っていたら...」と思うと怖いとも続けている。「もし、あのドアを開けていなかったり、右ではなくて左へ行っていたら...と振り返ったら怖いよね。僕のキャリアのすべてが起こっていなかったことになるんだから。俳優はバカなヤツが多いと言うけど、それは僕に当てはまるところだったよ」と、『X-ファイル』のパイロット版に出演していなかったら後悔するところだったと振り返った。
デヴィッドは映画版『X-ファイル ザ・ムービー』や『X-ファイル:真実を求めて』、続編『X-ファイル 2016』『X-ファイル 2018』にもモルダー役で出演し、『X-ファイル』は彼の代表作となった。
なおデヴィッドは先日、自身が執筆した4作目の小説「Truly Like Lightning」を米Showtimeが製作するドラマ版に主演&脚本を務めることが発表されたばかりだ。
(海外ドラマNAVI)
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