『ウォーキング・デッド』ジェフリー・ディーン・モーガン、妻との共演に超動揺!

米AMCの大ヒットゾンビドラマ『ウォーキング・デッド』。すでにシーズン11で終了することが発表されている本作だが、ニーガンを演じるジェフリー・ディーン・モーガンが、実生活での妻が同作に出演することに、激しく動揺していたことを告白した。米Peopleが報じている。

ジェフリーの妻のヒラリー・バートン(『ホワイトカラー』)は、シーズン10のフィナーレにゲスト出演。そのことにジェフリーは不安を感じていたという。

「彼女のシーンの撮影はすべて3・4日で終了した。ヒラリーと一緒に仕事ができるなんて嬉しかったよ。妻との仕事でこれ以上のクールな契約はないね。正直に言うと、最初はものすごく緊張したよ。彼女がどうなるかわからなかったからね。僕はふざけたりしない。ただ仕事をするんだ。より良いものを生みださねばならないからね。そして素晴らしいものになったよ。彼女との撮影の初日のあと、家に帰って"よかった!"と思ったよ」

4月4日(日)に本国で放送されたシーズン10のフィナーレでは、ニーガンの生い立ちや、ヒラリー演じる妻ルシールとの結婚生活が、一連のフラッシュバックを通して描かれていた。ルシールは癌の闘病生活の上、命を絶つがその後、彼女は生き返ったため、ニーガンは彼女の遺体がある家を燃やしていた。

またジェフリーは、撮影している間に二人とも感情的になったと話した。「リハーサルは一度もしなかった。お互いの顔を見ると、涙が出てきてしまうからね。とても興味深かった。奇妙な感じだったよ。放送されたシーンは、1回か2回のテイクで終了した。見てのとおり素晴らしかった。でも、泣きすぎてそれ以上演技できなかったから数回で終わったんだ。お互いボロボロだったよ」

そしてヒラリーも、この役でゾンビになってしまう点が一番恐ろしかったと話した。「私は、ダメダメなゾンビになって、ジェフリーが笑い出すかもしれないということを一番心配したわ。ダサいゾンビになってシーンを台無しにしたくなかったの。ジェフリーは電話をかけてきてくれて、コーチングセッションをしてくれたの。ただ酔っ払った幼児のように振る舞うように言われたんだけど、それって良いイメージでしょう? 頭をくねらせて、何かを食べようとしているような感じで。でもうちには幼児がいるから、子どもを見て研究したの」と、ゾンビ演技の裏話を披露。

更に、「ジェフリーは一つのエピソードで3つの違うバージョンのニーガンを演じ分けて驚いたわ。私たちは、1日に10時間しか撮影できなかったの。シーンの調整やワークショプはなかった。でも彼はどのシーンにも現れて、すぐに適切な演技ができたの。そんなことができる人は彼だけよ。ジェフリーはすごいわ。とても誇りに思う」と夫を賞賛した。

(海外ドラマNAVI)

Photo:『ウォーキング・デッド』 (C)JOSH STRINGER/AMC