『ゲーム・オブ・スローンズ』(以下GOT)のジェイミー・ラニスター役で知られるデンマーク出身俳優ニコライ・コスター=ワルドーの『GOT』ぶりとなるTVシリーズへの出演が決定したと米Varietyが報じている。
ニコライが製作総指揮も務めるという最新作は、2020年に発売されたばかりの米国人作家クリスティーナ・クランシーの処女作「The Second Home(原題)」を題材にしたリミテッド・シリーズ。彼女の実家があったケープコッドを舞台に、ゴードン一家とショーン一家の運命的なひと夏が描かれるという。爆発的人気を巻き起こした『GOT』が終了した2019年以来のTVシリーズ出演で、どのような役柄を演じるのか。2度のエミー賞候補に輝いたニコライの新たな作品に早くも世界中が注目している。
米ソニー・ピクチャーズ傘下のTriStar TVで制作が進められ、ニコライが2019年に設立した製作会社Ill Kippers Productionsが参加し、製作パートナーであるジョー・デリックとジェフリー・チャッセンが製作総指揮を務める。放送局や脚本家などは、まだ発表されていない。
Ill Kippers ProductionsはNetflix映画『Against the Ice(原題)』も今年末リリースに向けて製作中。デンマーク出身の北極探検家兼作家のアイナー・ミケルセンによる同名小説を原作とし、歴史サバイバルアドベンチャーとして映像化される『Against the Ice(原題)』でもニコライが主演と製作を務める。共演にはGOTのタイウィン・ラニスター役のチャールズ・ダンスも名を連ねており、GOTファンにとって見逃せない一作になりそうだ。
『GOT』キャストの勢いは凄まじく、マーベル・シネマティック・ユニバースの新たなヒーロー映画『Eternals(原題)』にはジョン・スノウ役のキット・ハリントンとロブ・スターク役のリチャード・マッデンが出演したり、ニコライとデンマーク出身俳優仲間であるユーロン・グレイジョイ役を演じたピルー・アスベックも実際の事件を基にした全6話の北欧ミステリー『インベスティゲーション』に出演。今後もGOTキャストたちの目覚ましい活躍を応援したい。(海外ドラマNAVI)
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ニコライ・コスター=ワルドー
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