犯罪心理に迫るNetflixのサスペンスドラマ『マインドハンター』は、昨年シーズン2で終了する可能性が高いと報じられていたが、シーズン3に向けて動き出しているとのニュースが飛び込んで来た。
デヴィッド・フィンチャーが監督・製作総指揮を務める『マインドハンター』。実在のFBI捜査官ジョン・ダグラスをモデルにしたホールデン・フォードを主人公に、犯罪者のプロファイリングという概念が存在しなかった時代、犯罪行動科学に基づいて犯人を割り出していくホールデンと相棒ビル・テンチ捜査官の活躍が描かれる。
米Small Screenによると情報提供者が、「Netflixとフィンチャーの間で、シーズン3の可能性について話し合っている」と明かしたという。さらにその情報筋は、「まだ話し合いは初期の段階だが、フィンチャーはプロジェクトに前向きになっているようだ」と付け加えていたとのこと。
昨年10月にフィンチャーがシーズン3について話し合ったことはあり、Netflixの映画『Mank／マンク』の撮影が終了してから様子を見ようと思っていたと明かしていた。しかし、『マインドハンター』は非常に製作費が高いシリーズで、シーズン2よりも短い時間で新シーズンを製作できるとはとても思えず、「予算のことを考えて現実的になったら、シーズン3はないだろう」と語っていた。そのフィンチャーの言葉を考えたら、Netflixと会話の場を設けたということは、シーズン3の実現へ向けて一歩踏み出したと言えるかもしれない。
また、過去のインタビューでフィンチャーはシーズン2で全ての物語が解決していないことから、シーズン3へ更新されるなら、シーズン1から登場した実在の連続殺人鬼"BTKキラー"ことデニス・レイダー（ソニー・バリセンティ）が、FBIに逮捕されてシリーズを終了したいとも述べていた。よって、すでにフィンチャーの中では新シーズンの構想が存在しているため、シーズン3への更新が決定したら動き出すのは早そうだ。
果たして新シーズンが製作されるのか、今後の動向に注目しておきたい。『マインドハンター』シーズン1＆2はNetflixで配信中。（海外ドラマNAVI）
Photo:
Netflixオリジナルシリーズ『マインドハンター』
