映画『君の名前で僕を呼んで』や『レディ・バード』などで人気を博しているティモシー・シャラメが、『ベイツ・モーテル』のオーディションで勘違いにより、"違うサイコ"を演じてしまったと明かしている。米CBRが報じた。
2013年より5シーズンにわたって放送されたサスペンス・ドラマ『ベイツ・モーテル』は、アルフレッド・ヒッチコック監督による1960年の映画『サイコ』の主人公ノーマン・ベイツの若き日を描くシリーズ。
ティモシーは"今まで受けたなかで最悪のオーディション"を振り返り、彼が14歳か15歳の時に挑んだ『ベイツ・モーテル』の選考について語っている。"若き日のサイコ"を演じることは理解していたティモシーだが、『サイコ』でアンソニー・パーキンスが演じたノーマン・ベイツについて調べているうちに、クリスチャン・ベイル主演の映画『アメリカン・サイコ』にたどり着いてしまったという。
『アメリカン・サイコ』は、ブレット・イーストン・エリスによる同名小説の映画化。27歳でハンサムなパトリック・ベイトマンは一流企業の副社長で高級マンションに暮らし、すべてを手にしているように見えた。しかし、彼は抑えられない心の闇に突き動かされて夜の街をさまよい、ホームレスや娼婦を次々に殺害する連続殺人鬼だった...。
同じ"サイコ"でも、ノーマン・ベイツとパトリック・ベイトマンは全く異なる連続殺人鬼で、ティモシーはオーディションで後者の解釈で役を演じたためオーディションに落選...。結果的に主役を射止めたのは、医療ドラマ『グッド・ドクター 名医の条件』に主演中のフレディ・ハイモアだった。
ティモシーは『ベイツ・モーテル』の主役を逃してしまったが、その頃に『インターステラー』や『クーパー家の晩餐会』など続々と映画出演が決定。『君の名前で僕を呼んで』ではアカデミー賞主演男優賞に初ノミネートを果たし、現在は『チャーリーとチョコレート工場』の前日譚映画『Wonka(原題)』に主演することも決定。最新映画『DUNE/デューン 砂の惑星』の公開を控え、快進撃を続けている。
(海外ドラマNAVI)
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ティモシー・シャラメ ©Tom Rose