この夏、2シーズンまとめて日本上陸を果たす注目作『ステージド 俺たちの舞台、ステイホーム!』。『グッド・オーメンズ』のデヴィッド・テナントとマイケル・シーンがコロナ禍で完全リモート収録に挑戦した傑作コメディドラマに出演するマイケルの恋人アナ・ランドバーグが、作品成功の理由についてアイルランドのウェブメディアIndependent.ieに語っている。
『ステージド 俺たちの舞台、ステイホーム!』にはデヴィッドとマイケルはもちろん、『007』シリーズなどで知られる大御所女優ジュディ・デンチをはじめ、イギリスを拠点に活動する豪華俳優陣が本人役で登場することも話題。その中には、普段なかなか見ることのできないデヴィッドとマイケルの実生活でのパートナーも登場し、私生活が垣間見えることもみどころの一つだ。
マイケルのパートナーであるアナ・ランドバーグは、本作の成功について、人々の日々の奮闘を描いている点にあると話している。コロナ禍には、パンデミックの状況を反映した作品が数多く製作されたが、そうした作品は「とても重かった」という。
「すべてが重い内容だったけど、私たちの場合はちょっと馬鹿げた感じだった。多くの人がちょっとした安らぎを見つけられたんじゃないかしら。起きていることを完全に無視する代わりに、人々が日々直面している葛藤や奮闘をちょっとしたコメディを交えて作品にもたらすの。それこそが人々に必要なことだったと思う」
デヴィッドの妻ジョージア・テナントは、作品は新型コロナウイルスという言葉を一度も使わずに、人々が対処していることを映し出す鏡だと話す。「シーズン1と2を通して私が演じたキャラクターは、私自身がパンデミックの中感じていたことを鏡のように映しだしているの」
シーズン2『ステージド2 俺たちの舞台、アメリカ上陸!?』には、『ダウントン・アビー』のヒュー・ボネヴィル、『Fleabag フリーバッグ』のフィービー・ウォーラー=ブリッジ、『コミ・カレ!!』のケン・チョン、『華麗なるペテン師たち』のエイドリアン・レスター、『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』のジム・パーソンズ、さらにユアン・マクレガー、クリストフ・ヴァルツ、ケイト・ブランシェット、サイモン・ペッグ、ニック・フロスト、ウーピー・ゴールドバーグなど豪華俳優が登場。
こうした大物キャスト出演のおかげでリアル感を感じられたとアナは話す。「家にあったのはキッチンのライトだけ。照明も装置もなにもなかったの。だから実際にテレビで放送されるまで、現実味がわかなかった。だって家から一歩も出てなかったから」
コロナ禍でなければ、実現しなかったであろう本シリーズ。笑いと元気をくれる新コメディは、日本のファンの心も掴んで放さないに違いない。『ステージド 俺たちの舞台、ステイホーム!』はAmazon Prime Video「スターチャンネルEX」にて配信中。(海外ドラマNAVI)
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『ステージド 俺たちの舞台、ステイホーム!』© Staged Films Limited MMXX
アナ・ランドバーグ&マイケル・シーン©SF/Famous