『ホワット・イフ...?』ジェフリー・ライト、チャドウィック・ボーズマンとの共演を語る

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の"もしもの世界"を描くディズニープラスの新作アニメシリーズ『ホワット・イフ...?』。本作で物語の鍵を握る"ウォッチャー"の声を務めるジェフリー・ライト(『ウエストワールド』)が、今は亡きチャドウィック・ボーズマンと同じプロジェクトに取り組んだことについて語った。米Deadlineが伝えた。

『ホワット・イフ...?』は、<"もしも"ペギー・カーターに超人血清が投与され、痩せこけたスティーブ・ロジャースがハワード・スタークのアーマースーツを着て戦いに加わっていたら...?>というマーベル映画の正史シリーズと異なり、"もしもの世界"を描く新作アニメシリーズ。

第2話では、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズに登場するヨンドゥがピーター・クイル/スター・ロードではなく、子ども時代のティ・チャラ/ブラックパンサーを引き取って育てる設定になっている。

映画『ブラックパンサー』に主演し、昨年8月に亡くなったチャドウィックが最後に参加したプロジェクトでもある本作。ジェフリーは、「『ホワット・イフ...?』で同じ空間にいると知ったのはうれしい驚きだった。それは、彼の最後のパフォーマンスだからね」と語り、「この作品や『ブラックパンサー』における彼の功績で一番印象的なのは、間違いなくそれらがヒロイズムとその複雑さを描いた作品だということだ。私たちは彼が演技にもたらした神話的なクオリティを目にしたが、優雅さと尊厳、強さをもって仕事に挑む姿勢といった彼の人生における神話的なクオリティと比べたら、少し劣るのかもしれません」と述べ、チャドウィックが大腸がんである事実を周囲に隠しながら、仕事に取り組んだ姿勢や彼の資質について触れた。

また、製作総指揮を務めるブラッド・ウィンダーバウムは、『ホワット・イフ...?』がMCUの世界を拡張しているとコメントしている。「『ロキ』の直後に番組が始まるのは偶然ではない。マルチユニバースがあらゆる方向で勃発してるからね。『ホワット・イフ...?』がマルチバースを模索する機会を与えてくれたんだ」

『ロキ』では、ロキが捻じ曲げた時間軸を修正する任務を課せられる展開となり、別の世界で違うことが起きているマルチバース(多元宇宙論)が大きなテーマとなっていた。そして、『ロキ』のシーズン1が終了した後に、『ホワット・イフ...?』がマルチバースの可能性をさらに押し広げる形となるようだ。

『ホワット・イフ...?』は、Disney+(ディズニープラス)にて本日8月11日(水)より配信スタート。(海外ドラマNAVI)

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『ホワット・イフ...?』© 2021 Marvel