米AMCが、1994年に公開された映画『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』をドラマ化するシリーズで、大ヒットドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のあの人が、オリジナル映画でブラッド・ピットが演じたルイス役に起用されたことが明らかとなった。米Varietyなどが報じている。
映画『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』は、1976年に出版されたアン・ライスによる小説「ヴァンパイア・クロニクルズ」シリーズの第1作「夜明けのヴァンパイア」を映像化した作品。ジャーナリストのマロイの前に、「私は吸血鬼だ」と自称する男ルイスが現れ、彼は自分を吸血鬼にしたヴァンパイア、レスタトと自分の半生について語りだす...というストーリー。ドラマ版は映画版と同様に、フランス貴族から吸血鬼に転化したレスタト・デ・リオンコートを中心に物語が展開する。
そして、映画版でブラッド・ピットが演じたルイス役にキャスティングされたのが、『ゲーム・オブ・スローンズ』第三章から穢れなき軍団の指揮官グレイ・ワームを演じたジェイコブ・アンダーソン。小説シリーズでもルイス・デ・ポアント・ドゥ・ラックは、記者に自分の何百年にもわたるヴァンパイアの人生を語っている。
なお、映画版でトム・クルーズが演じたレスタト役には、映画『2:22』や『切り裂き魔ゴーレム』、『ベルファスト71』などに出演しているオーストラリア出身のサム・リードが扮する。
全8話構成のドラマ版でショーランナー・脚本・製作総指揮を担うのは『Weeds ~ママの秘密』で脚本を手掛け、米HBOのリブート版『ペリー・メイスン』でクリエイターを務めたロリン・ジョーンズ。『ブレイキング・バッド』と前日譚スピンオフ『ベター・コール・ソウル』でプロデューサーを務めるマーク・ジョンソンと、原作者のアン・ライス、ライスの息子で小説家のクリストファー・ライスも製作総指揮に名を連ねている。
英ロンドン出身のジェイコブは、英ITVの犯罪捜査ドラマ『ブロードチャーチ ~殺意の町~』でディーン・トーマスを演じる他、映画『ミミック』のドラマ版にレギュラー出演、『マット・ルブランの元気か~い?ハリウッド!』にはケヴィン役でゲスト出演している。また、今年英BBCで放送予定の『ドクター・フー』シーズン13に出演する。
ジェイコブがルイス役で登場するドラマ版『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』は、2022年にAMCと配信サービスAMC+でリリース予定。(海外ドラマNAVI)
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『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』© Warner Bros. Entertainment, Inc. / ©Faye S