『ウォーキング・デッド』残虐なシーンを描く理由とは

米AMCで大ヒットドラマ『ウォーキング・デッド』のファイナルシーズンが放送中だが、ショーランナーが残虐な死の描写を入れる理由について語った。英Digital Spyが伝えている。(※本記事はシーズン11のネタばれを含むのでご注意ください!)

シーズン11の第4話「Rendition(原題)」で、リーパーズ(収穫者たち)に捕えられたダリルは火あぶりの"儀式"を耐え抜いてグループに迎え入れられ、かつて親密な関係になったリアと再会を果たす。そのシーンの後に、ポープ(教祖)と呼ばれるリーパーズのリーダーがメンバーの一人の頭を火に押し込み、文字通り彼の皮膚が焼け爛れ落ちて死に至るという、残虐かつ衝撃的な死が描かれているのだ。

ショーランナーのアンジェラ・カンが、その暴力的な描写を映像化するにあたって"多くの議論"がなされたと明かしている。

「ファンが喜んで目にするゾンビの流血とは違い、人間による暴力は少し注意を払うよう努めています。このシーンについてはヴィランがヴィランを殺すため、いかにポープが残忍かつ予測不可能であるかを見せる必要があったと思います。ポープは、その男が仲間を守るために適切な仕事をしなかったと思い、男を火の中に投げ入れました。ポープはあらゆる種類の妄想的な考えを取りつかれていて、それを伝えるには、結果的に少し生々しく恐ろしい描写にする必要があると感じたんです」

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そして、そのシーンを具体的に映像で表現するために、どれだけ炎が必要で、どれだけ焼け爛れ落ちた皮膚を見せる必要があるかといった問題についても話し合ったと付け加えていた。

シーズン11で初登場するポープ役には、米HBO Maxのサスペンスドラマ『フライトアテンダント』でヴィクターを演じる他、『Happy!』や『ブラックリスト』などに出演するリッチー・コスターがキャスティングされている。

『ウォーキング・デッド』シーズン11は、AMCにて毎週日曜日に前半となる8話が放送中。後半となる残りのエピソードは、2022年に放送予定。(海外ドラマNAVI)

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『ウォーキング・デッド』 ©Josh Stringer/AMC