【訃報】元祖『HAWAII FIVE-0』アル・ハーリントン、85歳で死去

『HAWAII FIVE-0』のオリジナル版で1968年から1975年まで12シーズンに渡って愛された長寿ドラマ『ハワイ5-0』でベン・コクア役を演じ、リブート版でもマモ役としてお馴染みのサモア系アメリカ人のアル・ハーリントン。9月21日(火)に85歳でこの世を去ったことが明らかになった。米Varietyが報じている。

今月初めに脳卒中で倒れ、21日に帰らぬ人となったアル。妻のローサは「彼は気高く、思いやりがあって、我慢強く、優しくて、ユーモアのセンスがある人でした。印象深い笑いは、あなたとまた会える日まで私の心の中で響き続けることでしょう」と米Peopleへの声明で述べた。

「彼にとってサモア系を代表してスクリーンに出ること、スクリーンの外でも彼らに貢献することは、この上ない喜びでした。彼を知ることは、見られ、愛され、安心して迎え入れられることでした。彼はハワイの象徴だったので、島の人々は悲しみに暮れています」

1935年、アメリカ領サモアで生まれ、3歳の時に母に連れられハワイへ移住。カリフォルニア州にあるメンロー・カレッジとスタンフォード大学で学び、歴史学の学位をとって卒業するとハワイに戻り、ハワイ大学で教鞭を執っていた。

一方で、プロのエンターテイナー兼ダンサーとして、"The South Pacific Man/南太平洋の男"という愛称で活動。『ハワイ5-0』で俳優デビューを果たすと、1972年にはレギュラーキャスト入りを果たした。その他のTVシリーズではオリジナル版『私立探偵マグナム』、『scrubs ~恋のお騒がせ病棟』などに登場。映画では『フォレスト・ガンプ/一期一会』などに出演していた。『HAWAII FIVE-0』にはレンタルサーフショップを営むマモ役で出演し、本シリーズに欠かせない存だった。

アルのご冥福を心よりお祈り申し上げます。(海外ドラマNAVI)

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Instagram @aolosite より