海外ドラマの楽しみのひとつは、シーズンごとに登場するホリデイエピソード。ハロウィンやクリスマスといった日本でも盛り上がるイベントはもちろん、感謝祭/サンクスギビングデーのエピソードは日本に馴染みのない海外カルチャーが見られる機会とあって特に好きという方も多いはず。
アメリカで今年のサンクスギビングデーが明日25日(木)に迫る中、米USDISHによる最も視聴されたサンクスギビングデー・エピソード・ランキングが発表され、1994年から2004年にかけて放送された『フレンズ』のあるエピソードが1位を獲得。さらに全部で10ある感謝祭エピソードのすべてが上位15位にランクインする結果になったと米ScreenRantが伝えている。
言わずと知れた大ヒットシットコム『フレンズ』。ニューヨークを舞台に男女6人を描く本作で1位を獲得した感謝祭エピソードは、シーズン2第8話の「禁断のリスト」。ロス(デヴィッド・シュワイマー)とレイチェル(ジェニファー・アニストン)のロマンスのターニングポイントともいえるこのエピソードは、1995年の放送時、3290万人の視聴者数を記録。映画総合サイトIMDbでの評価も8.5と高く、2位の『となりのサインフェルド』のシーズン6第8話「老夫婦の店を守りたい!」より50万人多い結果となった。
その他には、『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』、『Dr.HOUSE ―ドクター・ハウス―』、『ママと恋に落ちるまで』、『THIS IS US/ディス・イズ・アス』がトップ15にランクインしている。
『フレンズ』初の感謝祭エピソードであるシーズン1第9話の「感謝祭の大騒動」は8位にランクイン。様々な事情で帰省をしないことになった6人は一緒に感謝祭を過ごすことに。モニカはみんなの"おふくろの味"を再現するため、料理に腕を振るおうと張り切るが、みんながわがまま放題で...というストーリー。このエピソードは感謝祭に限らずシリーズ歴代ベストの1話として挙げるファンも多い。
豪華ゲストが登場した感謝祭エピソードが記憶に残っているという人も多いはず。クリスティナ・アップルゲイトがゲスト出演したシーズン9第8話の「感謝祭に悪魔降臨!?」は5位、ジェニファー・アニストンの当時の夫ブラッド・ピットがゲスト出演したシーズン8の第9話「ブラピの「ヘイト・クラブ」」は6位に入っている。
モニカのアパートといういつも同じ場所で、いつものメンバーと過ごす姿を描く『フレンズ』の感謝祭エピソードが家族団らんの感謝祭に好まれるというのも納得。心地よい懐かしさと温かい親しみやすさはいつでも観る者を迎え入れてくれる。
今年のサンクスギビングは、日本でもお気に入りの海外ドラマと一緒にお祝いムードを味わってみては?(海外ドラマNAVI)
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『フレンズ』©Warner Bros. Entertainment Inc.jpg