大人気のファンタジー・ロマンスドラマ『アウトランダー』で長年にわたり魅力的なジェイミーを演じ続けているサム・ヒューアン。もはや彼のための役と言っても過言ではないほど見事なハマり役に見えるが、実は、原作作家のダイアナ・ガバルドンが最初にイメージしたのは別の有名な俳優たちだったという。米Cinema Blendが伝えた。
『アウトランダー』原作シリーズがアメリカで最初に出版されたのは1991年(日本では2002年)。米StarzでTVシリーズが始まる前には、映画化の企画もあったという。このほど米Paradeのインタビューに応じたガバルドンによれば、その映画化の話の際にジェイミーとしてイメージしたのは、若きショーン・コネリー(『ザ・ロック』)とリーアム・ニーソン(『スター・ウォーズ』シリーズ)の名優二人だったそうだ。
「リーアム・ニーソンとショーン・コネリーがジェイミーの最初のイメージでした。私の初期の本が長編映画に選ばれた数年前のことです。誰をキャスティングするのか聞かれ続け、頭に浮かんだのがこの二人でした。この役をやってのける、体の大きなケルト人に見える男性として、彼らが最適だと思いました」
昨年90歳で亡くなったショーンがジェイミーを演じるには歳を重ねすぎていたかもしれないが、約25年前のリーアム(現在69歳)なら、今のサム(現在41歳)と年齢的には近く、ジェイミーを演じることも可能だったかもしれない。
ただし、ショーンとサムには興味深い繋がりもある。ショーンといえば、大ヒット映画『007』シリーズで主人公のジェームズ・ボンドを演じたことでも知られているが、ダニエル・クレイグに次ぐ新ジェームズ・ボンドの候補としてサムの名前がトップに挙げられているのだ。
結果的に映画化は実現せず、私たちが知るのはサムが演じるジェイミーのみだが、これからドラマを見る際にリーアムやショーンをイメージしてみるとまた違った見え方があるかもしれない。(海外ドラマNAVI)
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『アウトランダー』シーズン5(c) 2020 Sony Pictures Television Inc. All Rights Reserved.