20世紀初頭の英国を舞台に、貴族とその使用人たちの複雑な人間模様を描いて大ヒットしたドラマ『ダウントン・アビー』。2019年に公開された映画版の続編となる『Downton Abbey: A New Era(原題)』に出演するヒュー・ダンシー(『ハンニバル』)をはじめ、新キャストが演じる役柄が明らかとなった。
映画第1弾は1927年を舞台に、英国王ジョージ5世とメアリー王妃が行幸啓の途中、クローリー一家が暮らす邸宅"ダウントン・アビー"に立ち寄ることになり、そこで巻き起こる出来事が描かれた。
第2弾のプロットに関する詳細は依然として伏せられているが、2021年11月に公開された予告映像を見る限り、先代グランサム伯爵未亡人バイオレット・クローリーが自身の過去を家族に明かし、彼女が大昔に出会った男性が遺した南フランスの別荘を所有することになる。その結果、クローリー一家がフランスで豪華なバカンスを過ごすことになる模様。
続編映画には、『ハンニバル』のウィル・グレアム役で知られるヒュー・ダンシー、『アフェア 情事の行方』に主演したドミニク・ウェスト、『ザ・クラウン』シーズン5&6でエリザベス女王2世を演じるイメルダ・スタウントン、『ダ・ヴィンチと禁断の謎』でルクレツィア・ドナーティを演じたローラ・ハドックが加わる。
その新たな顔ぶれについて、英The Daily Mailのインタビューに応えたグランサム伯爵夫人コーラ・クローリー役のエリザベス・マクガヴァンが語っている。
「私が初めて撮影現場に行ったときのことを決して忘れません。そこには、ハリウッド俳優役のドミニク・ウェスト、サイレント映画のスターを演じるローラ・ハドック、そして映画監督役のヒュー・ダンシーがいました。この映画を彼らは大いに楽しみ、セットに彼らの個性とユーモアをもたらしてくれました」
この発言から察するところ、3人はクローリー一家が過ごすフランスの豪邸に招かれた、ハリウッド映画の関係者として登場するものと思われる。イメルダの名前は上がらなかったため、どんなキャラクターを演じるかは不明だ。
またエリザベスは、『A New Era』が第1弾の1年後となる1928年が舞台になるとも明かしている。どうやら第2弾では、フランスで英国貴族とハリウッド関係者が繰り広げる騒動や人間模様が期待できそうだ。
A new era begins, and there"s no place we"d rather be. #DowntonAbbey: A New Era is in theaters this March. pic.twitter.com/ygd154sDQQ
— Downton Abbey (@DowntonAbbey) November 10, 2021
なお、続編には前述のエリザベスと新キャストのほか、グランサム伯爵未亡人バイオレット役のマギー・スミス、長女メアリー役のミシェル・ドッカリー、次女イーディス役のローラ・カーマイケル、トム役のアレン・リーチ、ルーシー役のタペンス・ミドルトン、グランサム伯爵ロバート・クローリー役のヒュー・ボネヴィル、元執事のチャールズ・カーソン役のジム・カーター、伯爵付従者ジョン・ベイツ役のブレンダン・コイル、ジョセフ・モールズリー役のケヴィン・ドイル、アンナ・ベイツ役のジョアン・フロガット、ヘンリー役のマシュー・グード、イザベル役のペネロープ・ウィルトン、料理長パットモア役のレズリー・ニコルらお馴じみの顔ぶれが続投する。
映画『Downton Abbey: A New Era』は、2022年3月18日にイギリスなどで公開予定。(海外ドラマNAVI)
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『ダウントン・アビー』公式Twitterより(@DowntonAbbey)