1963年に英BBCで始まったイギリスの国民的番組『ドクター・フー』。今年6月にショーランナーのラッセル・T・デイヴィースと制作会社のBad Wolfが降板したことなどから、その制作を競争入札にかけることになったが、新たな担い手として『ライン・オブ・デューティ』のクリエイターであるジェド・マーキュリオが名乗りを上げたことが明らかになった。米Varietyが報じている。
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『ドクター・フー』クリスマスSP中止&ラッセル・T・デイヴィスら主要陣が降板、競争入札の全面刷新へ
イギリスの国民的SFドラマ『ドクター・フー』に、いま最大級の …
制作会社候補を4、5社に絞り込み、2027年3月までに選定
先月、BBCは『ドクター・フー』をリブートする制作会社から企画を募る競争入札を開始。参加意思の提出期限は10月2日で、BBCは同月9日までに候補となる制作会社を4、5社に絞り込んでから、各社に新シリーズの構想をまとめたアウトライン提出を求める予定だ。
入札手続きを定めた公募書類によると、BBCは63年の歴史を持つ同番組について、スペシャル番組を含めた「複数エピソードから成るシリーズ」を制作する契約を結ぶことを目指しており、2028年または2029年の放送を予定している。契約には第2シーズンの制作オプションも含まれる。
BBCは今回の作品を「『ドクター・フー』の新たなフラグシップシリーズ」と位置づけており、現代的で創造的に野心的でありながら、世代を超えて『ドクター・フー』を愛されるシリーズにしてきた価値観や特徴に忠実であることを求めている。
ただし、制作会社側は番組の新たな個性的なコンパニオンを開発することも求められる一方、基本的にはBBCから仕事を請け負う立場となり、シリーズの権利を所有することはできない。シリーズの権利はほぼすべてBBCが保有しているためだ(ただし、象徴的なサイボーグ型の敵キャラクター、ダーレクの権利については、BBCと脚本家のテリー・ネイションが分割して保有している)。
人気作に携わることができるものの、制約やファンからの重圧があり、旨味はそこまで多くないという意味では、誰もが諸手を挙げる企画ではない。しかし、ヒットメイカーのジェド・マーキュリオは、ジミー・ムルヴィルと共同設立した制作会社Hat Trick Mercurioを通じて、企画への参加意向を提出した。マーキュリオはSFファンとして知られており、24世紀を舞台に生物学的強化を施した宇宙保安官DS-5が中心となるコミック「Sleeper」を執筆したこともある。

また、マーキュリオはBBCとの関係も良好だ。2012年から放送されている『ライン・オブ・デューティ』はシーズン6最終回が視聴者数1500万人を超え、21世紀に入ってからイギリスで最も多く視聴されたドラマとなった。もうすぐ待望のシーズン7もリリースされる。
入札書類によれば、BBCは2027年3月までに制作パートナーを選定することを目指しているという。
近年ラッセル・T・デイヴィース(『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』)のほか、スティーヴン・モファット(『SHERLOCK/シャーロック』)、クリス・チブナル(『ブロードチャーチ ~殺意の町~』)が担当してきた『ドクター・フー』。新たに誰の手に委ねられることになるのだろうか。
『ドクター・フー』シーズン1~2(通算シーズン14~15)はDisney+ (ディズニープラス)で配信中。(海外ドラマNAVI)









