米国テレビ芸術科学アカデミー主催で毎年アメリカのテレビ業界で功績を残した番組に与えられるアワード、エミー賞。その第78回プライムタイム・エミー賞授賞式が9月14日(月)に行われた。マシュー・リスが同一年に主演男優賞2部門制覇という史上初の快挙を達成したほか、ジーン・スマートが5年連続主演女優賞を受賞。
第78回エミー賞振り返り
Apple TVによるホラーコメディ『ウィドウズ・ベイ』が、第78回エミー賞の夜を大いに沸かせた。同作はコメディ部門の作品賞をはじめ、助演賞、脚本賞、監督賞を総なめにする快挙を達成した。なかでも異彩を放ったのが、主演を務めたマシュー・リスだ。マシューは『ウィドウズ・ベイ』での好演に加え、リミテッドシリーズ『BEAST -私のなかの獣-』での演技も高く評価された。一年のうちに異なる2つの主演男優賞カテゴリーを制した男性俳優はエミー賞史上初であり、まさに歴史に名を刻む一夜となった。
ジーン・スマートが5年連続受賞!『ザ・ピット』『プルリブス』も存在感
快挙はマシューだけにとどまらない。大ヒットコメディ『Hacks(原題)』のジーン・スマートは、5年連続となるコメディ部門主演女優賞を受賞。前人未到の記録を更新し、名実ともにトップスターとしての地位を不動のものとした。ジーンが見せる圧倒的な存在感とコメディセンスは、今年も世界中の観客を魅了し続けている。
また、ドラマ部門作品賞には『ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』が輝き、同作で主演を務めたノア・ワイリーが主演男優賞を獲得。予測不能な展開で話題を集めたSFドラマ『プルリブス』は、主演のレイ・シーホーンが主演女優賞を受賞したほか、脚本賞にも輝き確固たる評価を確立した。
故ドリー・パートンを偲ぶ感動のトリビュート
華やかな受賞ラッシュの一方で、式典内では温かな追悼のひとときも設けられた。サリー・フィールドがステージに登壇し、惜しまれつつ世を去ったドリー・パートンへ心を込めたトリビュートメッセージを捧げた。続いてリーバ・マッキンタイアによる情熱的なパフォーマンスが披露され、会場は深い感動に包まれた。続く「イン・メモリアム」のコーナーでは、この一年間で失われた多くの偉大な才能を称え、ハリウッド全体でその功績を偲んだ。
主要部門の受賞結果は以下の通り。
(★=受賞者、受賞作品)
【ドラマシリーズ部門】
■作品賞(Drama Series)
・『ザ・ディプロマット』(Netflix)
・『ギルデッド・エイジ -ニューヨーク黄金時代-』(HBO Max)
・『ナイト・オブ・ザ・セブン・キングダムズ』(HBO Max)
・『パラダイス』(Hulu)
・『ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』(HBO)★
・『プルリブス』(Apple TV)
・『窓際のスパイ』(Apple TV)
・『フレンズ&ネイバーズ』(Apple TV)
■主演男優賞(Lead Actor In A Drama Series)
・スターリング・K・ブラウン(『パラダイス』)
・ゲイリー・オールドマン(『窓際のスパイ』)
・マーク・ラファロ(『TASK/タスク』)
・ルーファス・シーウェル(『ザ・ディプロマット』)
・ノア・ワイリー(『ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』)★
■主演女優賞(Lead Actress in a Drama Series)
・ケリー・ラッセル(『ザ・ディプロマット』)
・チェイス・インフィニティ(『テスタメント/誓願』)
・キャリー・クーン(『ギルデッド・エイジ -ニューヨーク黄金時代-』)
・レイ・シーホーン(『プルリブス』)★
・ゼンデイヤ(『ユーフォリア/EUPHORIA』)
助演男優賞(Supporting Actor In A Drama Series)
・パトリック・ボール(『ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』)
・ビリー・クラダップ(『ザ・モーニングショー』)
・ショーン・ハトシー(『ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』)
・ゲラン・ハウエル(『ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』)
・ジャック・ロウデン(『窓際のスパイ』)
・トム・ペルフリー(『TASK/タスク』)★
・カルロス・マヌエル・ベスガ(『プルリブス』)
助演女優賞(Supporting Actress In A Drama Series)
・テイラー・ディアデン(『ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』)
・フィオナ・ドゥーリフ(『ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』)
・アリソン・ジャネイ(『ザ・ディプロマット』)★
・キャサリン・ラ・ナサ(『ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』)
・セピデ・モアフィ(『ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』)
・ジュリアンヌ・ニコルソン(『パラダイス』)
・カロリーナ・ヴィドラ(『プルリブス』)
ゲスト男優賞(Guest Actor in a Drama Series)
・コールマン・ドミンゴ(『ユーフォリア/EUPHORIA』)
・アーネスト・ハーデン・Jr.(『ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』)★
・ジェフ・ヒラー(『プルリブス』)
・ジェフ・コーバー(『ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』)
・ジョナサン・プライス(『窓際のスパイ』)
・ブラッドリー・ウィットフォード(『ザ・ディプロマット』)
ゲスト女優賞(Guest Actress in a Drama Series)
・ブリタニー・アレン(『ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』)
・タル・アンダーソン(『ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』)
・ティナ・イヴレフ(『ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』)
・ミリアム・ショア(『プルリブス』)
・メリット・ウェヴァー(『ギルデッド・エイジ -ニューヨーク黄金時代-』)
・シェイリーン・ウッドリー(『パラダイス』)★
監督賞(Directing For A Drama Series)
・サリー・リチャードソン=ホイットフィールド(『ギルデッド・エイジ -ニューヨーク黄金時代-』)
・ハネル・M・カルペッパー(『パラダイス』)
・ノア・ワイリー(『ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』)
・ヴィンス・キリガン(『プルリブス』)
・ソウル・メッツスタイン(『窓際のスパイ』)★
・サリー・リチャードソン=ホイットフィールド(『TASK/タスク』)
脚本賞(Writing For A Drama Series)
・ピーター・アッカーマン&デボラ・カーン(『ザ・ディプロマット』)
・R・スコット・ゲミル(『ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』)
・ヴァレリー・チュウ(『ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』)
・ヴィンス・キリガン(『プルリブス』)★
・ウィル・スミス(『窓際のスパイ』)
・ブラッド・イングルスビー(『TASK/タスク』)
【コメディシリーズ部門】
作品賞(Comedy Series)
・『アボット エレメンタリー』(ABC)
・『一流シェフのファミリーレストラン』(Hulu)
・『Hacks(原題)』(HBO)
・『マーゴのマネートラブル』(Apple TV)
・『こんなのみんなイヤ!』(Netflix)
・『マーダーズ・イン・ビルディング』(Hulu)
・『シュリンキング 悩めるセラピスト』(Apple TV)
・『ウィドウズ・ベイ』(Apple TV)★
主演男優賞(Lead Actor In A Comedy Series)
・ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世(『ワンダーマン』)
・スティーヴ・カレル(『ルースター/パパと娘のキャンパスライフ』)
・マシュー・リス(『ウィドウズ・ベイ』)★
・ジェイソン・シーゲル(『シュリンキング 悩めるセラピスト』)
・マーティン・ショート(『マーダーズ・イン・ビルディング』)
主演女優賞(Lead Actress In A Comedy Series)
・キンタ・ブランソン(『アボット エレメンタリー』)
・アヨ・エデビリ(『一流シェフのファミリーレストラン』)
・エル・ファニング(『マーゴのマネートラブル』)
・リサ・クドロー(『ザ・カムバック』)
・ジーン・スマート(『Hacks(原題)』)★
助演男優賞(Supporting Actor In A Comedy Series)
・コールマン・ドミンゴ(『フォー・シーズンズ』)
・ポール・W・ダウンズ(『Hacks(原題)』)
・ハリソン・フォード(『シュリンキング 悩めるセラピスト』)
・ニック・オファーマン(『マーゴのマネートラブル』)
・スティーヴン・ルート(『ウィドウズ・ベイ』)★
・マイケル・ユーリー(『シュリンキング 悩めるセラピスト』)
・タイラー・ジェームズ・ウィリアムズ(『アボット エレメンタリー』)
助演女優賞(Supporting Actress In A Comedy Series)
・デイル・ディッキー(『ウィドウズ・ベイ』)
・ハンナ・アインビンダー(『Hacks(原題)』)
・ジャネル・ジェームズ(『アボット エレメンタリー』)
・ケイト・オフリン(『ウィドウズ・ベイ』)★
・ミシェル・ファイファー(『マーゴのマネートラブル』)
・メーガン・スターター(『Hacks(原題)』)
・ジェシカ・ウィリアムズ(『シュリンキング 悩めるセラピスト』)
ゲスト男優賞(Guest Actor in a Comedy Series)
・マイケル・J・フォックス(『シュリンキング 悩めるセラピスト』)
・ブレット・ゴールドスタイン(『シュリンキング 悩めるセラピスト』)
・ハミッシュ・リンクレイター(『ウィドウズ・ベイ』)
・クリストファー・マクドナルド(『Hacks(原題)』)
・ロブ・ライナー(『一流シェフのファミリーレストラン』)★
・コナー・ストーリー(『サタデー・ナイト・ライブ』)
ゲスト女優賞(Guest Actress in a Comedy Series)
・レスリー・ビブ(『Hacks(原題)』)
・ジェイミー・リー・カーティス(『一流シェフのファミリーレストラン』)
・ベティ・ギルピン(『ウィドウズ・ベイ』)★
・チェリー・ジョーンズ(『Hacks(原題)』)
・ローリー・メトカーフ(『Hacks(原題)』)
・ケイトリン・オルソン(『Hacks(原題)』)
・ローレン・ウィードマン(『Hacks(原題)』)
監督賞(Directing For A Comedy Series)
・ランドール・アインホーン(『アボット エレメンタリー』)
・クリストファー・ストーラー(『一流シェフのファミリーレストラン』)
・アンドリュー・デヤング(『チェア・カンパニー』)
・ルチア・アニエッロ(『Hacks(原題)』)
・メアリー・ルー・ベリー(『The Ms. Pat Show(原題)』)
・ヒロ・ムライ(『ウィドウズ・ベイ』)★
脚本賞(Writing For A Comedy Series)
・キンタ・ブランソン(『アボット エレメンタリー』)
・ティム・ロビンソン&ザック・ケイニン(『チェア・カンパニー』)
・ルチア・アニエッロ、・ポール・W・ダウンズ&ジェン・スタスキー(『Hacks(原題)』)
・アンソニー・キング(『ジュリー・デューティ ~7日間の研修旅行~』)
・ケイティ・ディポルド(『ウィドウズ・ベイ』)★
【リミテッドシリーズ/テレビムービー部門】
リミテッド/アンソロジーシリーズ作品賞(Limited or Anthology Series)
・『全部、彼女のせい』 (Peacock)
・『BEAST -私のなかの獣-』(Netflix)
・『BEEF/ビーフ』(Netflix)
・『欲望のセントルイス』 (HBO Max)★
・『ラブストーリー ジョン&キャロリン』(FX)
主演男優賞(Lead Actor In A Limited Series or Movie)
・リズ・アーメッド(『ベイト』)
・ジェイソン・ベイトマン(『ブラック・ラビット』)
・チャーリー・ハナム(『モンスター:エド・ゲインの物語』)
・オスカー・アイザック(『BEEF/ビーフ』)
・マシュー・リス(『BEAST -私のなかの獣-』)★
主演女優賞(Lead Actress In A Limited Series or Movie)
・クレア・デインズ(『BEAST -私のなかの獣-』)
・サリー・フィールド(『親愛なる八本脚の友だち』)★
・キャリー・マリガン(『BEEF/ビーフ』)
・サラ・ピジョン(『ラブストーリー ジョン&キャロリン』)
・セーラ・スヌーク(『全部、彼女のせい』)
助演男優賞(Supporting Actor In A Limited Series or Movie)
・リチャード・ガッド(『Half Man(原題)』)
・デヴィッド・ハーバー(『欲望のセントルイス』)★
・リチャード・ジェンキンス(『欲望のセントルイス』)
・チャールズ・メルトン(『BEEF/ビーフ』)
・ニック・オファーマン(『デス・バイ・ライトニング』)
助演女優賞(Supporting Actress In A Limited Series or Movie)
・リンダ・カーデリーニ(『欲望のセントルイス』)★
・ダコタ・ファニング(『全部、彼女のせい』)
・ローリー・メトカーフ(『モンスター:エド・ゲインの物語』)
・ジョイ・サンデー(『欲望のセントルイス』)
・ユン・ヨジョン(『BEEF/ビーフ』)
・コンスタンス・ジマー(『ラブストーリー ジョン&キャロリン』)
(海外ドラマNAVI)




