世界的人気を誇ったドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』でサンサ・スタークを演じたソフィー・ターナーが、Prime Videoの新作スリラー『スティール』で新たな魅力を放っている。米Colliderのレビューを一部紹介!
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『ゲーム・オブ・スローンズ』ソフィー・ターナーの新作ドラマ『スティール』配信開始
『ゲーム・オブ・スローンズ』のサンサ・スターク役で知られるソ …
等身大の存在感で物語にリアリティを
『スティール』は、ロンドンの年金ファンドを扱う金融会社で起きた大胆な強盗事件から幕を開ける。覆面姿の侵入者たちは、社員のザラと同僚ルークに巨額の資金移動を強要し、忽然と姿を消す。一見、単発の事件に思えたこの出来事から、やがて想像以上に複雑な真相が明らかになっていく。
物語はフラッシュバックと警察捜査を交錯させながら進行。捜査を率いる刑事の追及により、事件は単なる金目的ではない可能性が浮かび上がる。さらに、MI5を含む情報機関まで介入し、事態は国家レベルの緊張感を帯びていく。
物語の中心にいるのは、ソフィー演じるザラだ。彼女は不満を抱えた仕事と行き詰まった私生活に縛られ、自信を持ちきれない女性として描かれる。決して天才的な策略家でも、典型的なヒーローでもない。その等身大の存在感こそが、物語にリアリティを与えている。危険が迫る中、ソフィーは恐怖、不安、そして静かな覚悟を繊細に演じ分け、混沌とした状況に感情的な軸を与える。ザラは完全に潔白な人物ではないが、だからこそ観る者は彼女から目が離せなくなる。
『ゲーム・オブ・スローンズ』で見せたサンサ・スタークの成長物語は、間違いなくテレビ史に残る名演だった。しかし、それは巨大な群像劇の中で紡がれた、ひとつの特別な役柄でもあった。その後、X-MENシリーズやミニシリーズ『Joan(原題)』などでキャリアを広げてきたソフィーは、『スティール』でついに現代スリラーの単独主演として作品を牽引する立場に立つ。疲弊し、時に衝動的でありながら、状況に適応していくザラの矛盾を、彼女は説得力をもって体現している。
サンサ・スタークの印象が強く残っている視聴者にとって、『スティール』はソフィーの進化を明確に示す一作。緻密な強盗劇と心理描写が絡み合う本作は、スリラーファンにとっても見逃せない。
『スティール』は、Prime Videoにて独占配信中。(海外ドラマNAVI)





