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【インタビュー】『ナイト・オブ・ザ・セブン・キングダムズ』新星3人が語る過酷な撮影と本家への本音

2026年2月12日 ※本ページにはアフィリエイト広告が含まれます

ディズニープラス
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ナイト・オブ・ザ・セブン・キングダムズ インタビュー

ゲーム・オブ・スローンズ』(以下『GOT』)の前日譚となる新たなスピンオフ『ナイト・オブ・ザ・セブン・キングダムズ』。1月19日(月)より、第一話目が配信された本シリーズの脇を固めるキャスト陣に取材を行った。主人公ダンクと親しくなるレイムン・フォソウェイ役のショーン・トーマス、ターガリエン一族のエリオン・ターガリエン役フィン・ベネット、そしてパペットテントで働くアーティスト、タンセル役のタンジン・クロフォードが本作について語ってくれた。

『ナイト・オブ・ザ・セブン・キングダムズ』
『ナイト・オブ・ザ・セブン・キングダムズ』原作者に“小説そのままだ”と言わせた主演二人にインタビュー!

『ゲーム・オブ・スローンズ』(以下『GOT』)の前日譚となる …

“本家”『GOT』をあえて避けた? それぞれのアプローチ

――皆さんは、『ゲーム・オブ・スローンズ』のウェストロスの世界での色々な階級のキャラクターをそれぞれ演じていらっしゃいますが、オリジナルから何かインスピレーションを得ることはありましたか。

タンジン:私の演じるタンセルは一般人ですので、特にインスピレーションというものはなかったです。世界観のトーンを理解するためにもちろん『GOT』は見てはいますが、タンセルの役作りに影響を与えるためにというわけではありませんでした。

ショーン:僕はあえて、『GOT』を避けていました。無意識下で意識することがないように、『ナイト・オブ・ザ・セブン・キングダムズ』の世界で、レイムンをユニークに作り上げたいと思っていました。

フィン:『GOT』のジェイミー・ラニスターは、周りの人を人間として見ないという素晴らしいキャラクターで、貴族ですし、その点で最初、ダンクのことをどうでもいいと思うようにしました。

――本作はダンクの視点で語られる物語、皆さんが演じるような他のキャクターの視点ではないため、演じる上で作品の方向性が掴みにくいのではないかと思いました。どのようなシーンで、本作の流れがわかりましたか。

タンジン:私はトーナメントやアクションのシーンは見ていないですし、逆にタンセルはダンクとエッグとのシーンばかりでしたから。出番も短かったですしあまり気にしていませんでした。

ショーン:作品の雰囲気などを気にしていました。どういう方向にいったらいいのかわからなかったので、(脚本家の)アイラ・パーカーに色々教えてもらい、作品のトーンはちょっと面白い感じだともアドバイスもらいました。素晴らしい人たちです。

フィン:ショーンと同じですね。あと、『GOT』での言葉使い、古い英語のセリフは本当に言うのが大変で、ストレスでした。アイラ、監督のオーウェン・ハリス、サラ・アディナ・スミスに教えてもらいながら、素晴らしいキャストと一緒に毎回色々なやり方を試しながら撮影に臨みました。

強烈な個性を持つキャラクターたち

――では、それぞれのキャラクターの好きなところを、ネタバレなしで教えてください。

全員:…。(ショーンとフィンがタンジンを見て微笑む)

タンジン:私?! OK! 私は、タンセルが自信を内に秘めているところが好きです。原作小説にはタンセルのことは、パペット使いとしか書いていないので、自分で彼女のキャラクターを作り上げました。うるさいわけでもなく、物静かなキャラクターですが、他人のために自分で何者であるかを証明するようなことをするわけでもなく、自信に満ちています。個人的にそういう人たちのことは全員尊敬しています。

ショーン:レイムンはすっごくうるさいです!

全員:爆笑

ショーン:とってもうるさいですし、(従兄弟の)ステファンがいる時以外は(笑)あと、ある程度自分に自信もあるし、面白いし、お気楽だし、アシュフォードで人と会って喋ったり、テントに行ったり食べたりして楽しんでいるところですね。

フィン:…。好きなところ…、なんだろう…。

タンジン:髪の毛?(笑)

ショーン:それだね!(笑)

フィン:そうだね、あと甲冑もかっこいいしね(笑)エリオン・ターガリエンの一番好きなところは、なんでもできるところです。出場するトーナメントで、彼は悪者キャラクターなのですが、今まで僕はエリオンのようになんでもできるキャラクターを演じたことがなかったので、それが良かったです。剣のトレーニングなども楽しかったです。あといつも機嫌が悪いのもいいですね(笑)

ショーン:そうだね(笑)

タンジン:彼はありのままだよね。

――『GOT』シリーズがこれほどヒットしている要因はなんだと思いますか。

全員:(考える)

タンジン:私はもともと『GOT』のファンで、今そのシリーズに出演していること自体に驚いていますが…。そもそもこんな大作シリーズが一人の人間の頭から生み出されたことがすごいと思います。そして視聴者たちをこれほどまでに惹きつけるキャラクターを演じた俳優たちも素晴らしいです。この世界の一人になれて、嬉しいです。

ショーン:(フィンに向かって)先に答える?

フィン:いいよ、答えるよ。昨日ちょうど原作者のジョージ・R・R・マーティンと話していたんです。これほどまでに『GOT』が大成功するずっと前、90年代くらいから本を執筆していたと思いますが、もちろん本も人気でしたが。彼が話してくれたのですが、映像化する際に、できるだけ少ない予算で、できるだけ単純にと言われていたのを、やるなら莫大な予算をかけ、複雑な内容で、自分の思うようにやるというふうにしたと言うことでした。彼の頭の中にあるものが全て完全に再現できるようにしたことが成功した理由だと思います。

ショーン:言おうと思っていたことをフィンが全部言っちゃったよ(笑)

フィン:(笑)だって、先にいいよって言ってたから!(笑)

ショーン:大丈夫(笑)でも本当に、そのとおりで、ジョージは全部やりたいようにやる、ドラゴンも作る!と言って予算や他のことを気にせず製作したからだと思います。フィンが言ったことそのままです(笑)

フィン:ごめん、ごめん!!(笑)

ショーン:大丈夫だよ(笑)

フィン・ベネット

意外な舞台裏と生存戦略

――本作はオリジナルよりも小規模なシリーズですが、それでも『GOT』のような、大掛かりな迫力満点のアクションシーンがありますね。素晴らしいセットの中で、あのすごいアクションの撮影をどうやって成功させましたか。

ショーン:すごいスタントマンのおかげです!(笑)

フィン:あとものすごい額の予算!(笑)

全員:爆笑

フィン:でもあのロケ地は本当にすごいものでした。霧を出すマシーンがあったり、なんだっけ、あの大きな火を出すやつの名前…。(二人を向いて尋ねる)

タンジン&ショーン:…。

フィン:なんだっけ…。まあ、とにかく(笑)火を出すやつとか、セットが本当にすごかったんです。献身的なクルーのおかげであのアクションシーンが出来上がったと思います。泥や雨の中を歩き回ったり、腐った果物がセットにあったので大きな蜂が大量発生したり。僕たちはシーンが終われば暖かいテントの中に連れていかれますが、クルーは来る日も来る日も晴れでも雨でも蜂がいようとも、ずっと外でやっていましたから。ほら、ショーン、君の番だよ?

ショーン:もう全部君が言っちゃったよ(笑)よくやった!(笑)

フィン:タンジンは?

タンジン:私はアクションシーンいないから…。パペットテントにずっといたし。とってもよくできてるテントでちょっと皆と違う雰囲気のところだったから。

フィン&ショーン:そうだね。

――チャレンジだと感じたこと、驚いたことなどはありますか。

タンジン:フィンとのシーンですね。

フィン:僕のせい!?(笑)

タンジン:そう(笑)フィンの演じるエリオン・ターガリエンとのシーンがアクションシーンで、その動きを学ぶのがチャレンジでした。あと何度も叫ぶシーンだったので、最後の方声が出なくなりました(笑)でも毎日が本当に素晴らしい経験でした。

フィン:馬ですね。2つ理由があるのですが、まず、馬が好きなのでそっちに気を取られて合間にすぐ撫でに行っちゃったりして。もう一つの理由は、あの馬たちはトレーニングされているので、“アクション!”と言う合図を聞くと、自分の出番でなくても動こうとするんです。なので、“出番は今じゃない!”と話しかけて、動かないようにすることでした。ショーンは馬術が得意だけど、僕はそうじゃないから、ぐるぐるその場で回転したりして。

タンジン:馬に話しかけてたの?心の中で言ったんじゃなくて?

フィン:話したよ、もちろん!(笑)

ショーン:僕は、あるシーンの後、足を引きずって歩くんですがそれを忘れないようにブーツに中に小石を入れていました。それがちょっと大変でしたね(笑)今思い出せるのはそれだけです。

ショーン・トーマス

――もし、ご自身たちがあのひどいウェストロスにいたらどうなると思いますか。

フィン:すぐ死んでますね(笑)絶対!

タンジン:私は生き延びてると思います。ベジタリアンなので、野菜を育てて食べて生活していくと思います。

フィン:誰かが畑を奪いにきたら?

タンジン:逃げる! 戦わないですぐに逃げます!(笑)

フィン:いいね! 僕も、サメの周りをひっついて泳ぐ小魚のように誰かの後ろにひっついて生きていきます(笑)

タンジン:私はフィンを助けてあげられると思う。野菜の育て方教えたりして。

フィン:ほんと? いいね!

ショーン:僕も生き延びると思います。友達を作ったり。悪い人と仲良くなるかもしれないけど(笑)

タンジン:ショーンにはカリスマ性があるからきっとそうなる!

フィン:そうだそうだ!ショーンは人気者だから!

ショーン:二人とも!ストップ!(笑)

全員:爆笑

タンジン:じゃあ、私一人になっちゃうじゃない。

ショーン&フィン:なるわけないよ!野菜育てる人なんて、皆大事だからね!

全員:爆笑

――ありがとうございました。

『ナイト・オブ・ザ・セブン・キングダムズ』

ナイト・オブ・ザ・セブン・キングダムズ』© 2025 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.

ナイト・オブ・ザ・セブン・キングダムズ』はU-NEXTにて独占配信中。

(取材/文:Erina Austen)

Photo:『ナイト・オブ・ザ・セブン・キングダムズ』© 2026 WarnerMedia Direct Asia Pacific, LLC. All rights reserved. HBO Max and related elements are property of Home Box Office, Inc.

  • この記事を書いた人

Erina Austen

数カ国数都市に在住後、現在は、Austin在住。幼少期に『ファミリータイズ』にハマって以来、アメリカドラマ歴は30年以上。SF、法廷モノ、ミステリーなどが好み。ブロードウェイオタクゆえに舞台出身の俳優には詳しい。ハリウッドのドラマや映画にエキストラとしての出演経験も。ジェームズ・キャメロン製作の『アリータ: バトル・エンジェル』では数ヶ月に渡って撮影に参加。日本のアニメ好きでもありハリウッド実写化作品は必ずチェックする。

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