レコメンド

【ネタバレ】『ナイト・オブ・ザ・セブン・キングダムズ』第3話レビュー:衝撃の事実が発覚!

2026年2月4日 ※本ページにはアフィリエイト広告が含まれます

ディズニープラス
ディズニープラス
『ナイト・オブ・ザ・セブン・キングダムズ』

ウェスタロスという架空の大陸を舞台に、“鉄の玉座”をめぐる壮絶な戦いを描いた大ヒットドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』。そのおよそ100年前の時代を生きた騎士ダンクと従士の少年エッグの旅を描くスピンオフ『ナイト・オブ・ザ・セブン・キングダムズ』がU-NEXTで独占配信中。その第3話では、ターガリエンの残虐さ、そして従子エッグについてスポットライトが当たったストーリーとなった。

『ナイト・オブ・ザ・セブン・キングダムズ』
【ネタバレ】『ナイト・オブ・ザ・セブン・キングダムズ』第2話レビュー:ついに“あの名家”が登場!

ウェスタロスという架空の大陸を舞台に、“鉄の玉座”をめぐる壮 …

第2話のレビューはこちらより。

縫い物をする巨漢と、槍を振るう少年

野営地で従子としての練習と馬のしつけのトレーニングを一人で行うエッグ。そんな中、片目を失った騎士が近寄ってくる。「盗んだ馬か」と尋ねる騎士だが、エッグは「返す気があるなら盗んだことがない」と返答。そしてその騎士は、七王国一乱心した騎士サー・ロビン・ライスリングだとエッグは認識する。なぜエッグが彼を知っているのかは不明だが、彼の記憶の中にはその情報が蓄積されていたようだ。ライスリングはエッグに「誰に仕えているのか」と尋ね「長身のサー・ダンカン」と答える。「聞いたことがない」という彼に「聞くことになる」とはっきり答えるエッグ。そして片目の騎士は去っていく。木の下で縫い物をするダンクに「何をやっていたか」と聞かれるエッグはトレーニングをしていたと答える。

騎士であるはずの大男ダンクが縫い物をし、小さな子どもエッグが馬や槍を使う練習をしているという対比が面白い。そして最初の方の試合は、貴族が名高い騎士が出場するので、ダンクには出るチャンスはないと伝えるエッグ。「じゃあなんのために俺は吐いてたんだ!」と怒るダンクにはツッコミどころが満載だ。

町で美人人形遣いタンセルと軽く言葉を交わしつつ、ダチョウの卵で作ったサンドイッチを頬張るダンクとエッグ。かぶりつくタイミングも口の大きさも同じになっている二人。そして他の騎士が出場する試合を見て大盛り上がりする二人。いつの間にかこのコンビがすでに息ぴったりになっていることが伺える。そんな中、プラマーに呼び出されるダンク。だがそれは地元の英雄サー・アンドロウとの八百長試合の依頼だった。断るダンクだが、金銭が絡んでくるとなると少し心が揺らぐ表情も。

王子エリオンがもたらした血の惨劇

そして試合開始。ターガリエン家のプリンス・エリオンが登場。以前ダンクが馬小屋で会った時、「使用人ではなく騎士です」と答えたところ、その身なりを見て「騎士も落ちぶれたもんだな」と吐いた男だ。彼のドラゴンそのもののようなマスクは、それだけで相手に恐怖心を植え付けるような凶悪なルックス。赤と黒を基調にした鎧を纏ったエリオンは、従兄弟であるプリンス・ヴァラーの元に行くが、「今日は恥をかかせない」とだけ伝え、そばにいた別の騎士を対戦相手に選ぶ。

大勢が見守る中、試合が始まる。その瞬間エッグが「殺せ!」と二回も叫び、ダンクは一瞬そんなエッグを見てびっくりする。馬上での槍合戦。「低すぎる」と言ったダンクのセリフの直後、エリオンは相手の馬に槍を突き刺した。落馬した相手はそのまま運悪く血反吐を吐くほどの大怪我に。それを見て微笑するエリオン。頭を抱える玉座後継者のベイラー・ターガリエン。そしてこの事態に不満を持った観客は暴動化し会場に雪崩込んだ。試合は一時中断となり、エッグとダンクと共にその場を去る。ダンクは「自分に何かあっても気にするな。こういう事故はある」と言うが、エッグは答える。「あれは事故じゃない」

ダンクはエッグに父親のことを尋ねつつも、自身の父親はおそらく盗人で、吊るされ処刑されたのだろうと語る。そんな中、突然占い師の老女が二人の前に登場。「占っていいか」と聞いた老女は、ダンクには「ラニスターより成功し、金持ちになる」と言うが、エッグには「王になり焼かれて灰になり、皆がエッグの死を喜ぶ」と言う。激しく動揺するエッグ。大笑いするダンク。ここでもなぜか対照的なことを言われる二人だった。

ライオネル・バラシオンのパーティにダンクを誘ったレイマン・フォソウェイが登場。ダンクをまた飲みに誘う。一方エッグは人形劇を見にいく。飲みの席で、八百長試合のことは言わず、それとなくレイマンに「挑戦する相手はサー・アンドロウがいいんじゃないかと思う」と言うと、「地元の人気者だから、お前は悪役になれるのか」と問われる。そしてレイマンが先ほどの試合の噂話を持ち出す。エリオンは馬を没収され激怒。やられた騎士サー・ハンフリーは足を失ったと。ダンクは「エッグは、エリオンがわざと馬を狙ったというが、騎士がそんな不名誉なことするわけがない」と言うか、レイマンは、奴らは土地を焼き民を奴隷にし、自分たちを戦争に巻き込むような奴らだ!」と興奮して言い返す。

剃り上げられた頭に隠された秘密

一方、人形劇の天幕ではドラゴンが火を吹き、タンセル演じる人間が応戦中。盛り上がる会場。だがそこにエリオンが登場。横目で不吉な顔をするエッグ。火を噴くドラゴンの首に剣をさし退治したタンセル。それを目の前で不服そうに見るエリオンの姿があった。

酔っ払って盛り上がるダンクとレイマン。メイカー王子の息子たちについて、長男デイロンは酒浸り、次男エリオンはあのように残虐、三男は知識の城送りだと説明する。そこに慌てふためいたエッグがダンクに助けを求めやってくる。人形劇の天幕に行くと、タンセルを押さえつけ怒りに満ちていたエリオンが、彼女の指をへし折っていた。怒り狂うダンクは、エリオンに血を吐かせるまで殴る。だが、護衛に取り押さえられてしまう。「ドラゴンは負けてはならない」と言うエリオンが、ダンクの命を奪おうとした時、エッグが叫ぶ。「手を出すな、黙っていろ」と言うダンクだが、エッグは冷静にエリオンの手下たちに言う。「彼を放せ!」その姿を見て、エリオンが問う。「髪はどうした」「兄上に似たくないから剃った」その一言で、エッグの正体が全て明らかになった。エッグはターガリエンだったと知ったダンクは、驚きと共に、喜びではなくある種の否定的な気持ちが渦巻いた表情をしていた。

オペラのような劇的エンディング

第3話では、ついに謎めいていたエッグの素性が明かされた。なぜこれほど情報通なのか、大人のような生意気な態度なのか、その割にきちんとした言葉遣いで、硬い塩漬け肉が嫌なのか。それらが全て繋がった回だった。

またこのエピソードでは、「アシュフォードの町がとても平和で幸せそうで、ずっとここに居たい」と言うこともダンクに言っていたので、何気ない会話のように見えたが、実はターガリエンとしてのエッグなりの悩みがあったことも理解できた瞬間だった。ダンクとエッグの二人の関係として印象的だったのは、縫い物が得意なダンクと将来は騎士になりたいとトレーニングするエッグの対照的なシーン。そしてお互いの特徴的なモノマネをするところ。一緒のタイミングでサンドイッチを帆張り、試合観戦で盛り上がる。そして会ったこともない父親のことを子どものエッグに話すダンク。徐々にお互いを褒めたり思いを語ったり、些細なことだが、打ち解けていっている様子がうまくさりげなく描かれている。だが、最後にエッグが正体を明かしたことで、ダンクの中には「裏切られた」と言う思いも湧いてくるのでは。あのシーンでは、突然ドラマティックな劇伴が演出として効果的に使われ、それぞれのキャラクターの顔がドラムに合わせてクロースアップになる。まるでオペラの最高超のシーンで幕がおりるかのようで、非常にいいエンディングだったと感じた。

またこのエピソードでは、ターガリエン家の人間関係がぐちゃぐちゃなことも明らかに。エリオンは典型的な嫌なやつで、極悪非道のヴィラン街道まっしぐらだ。彼は騎士として改心することがあるのか、ダンクの取った行動は咎められるのか、またエッグはこのままダンクに従士として仕えるのか、タンセルは無事なのか。今後の物語にとって、非常に大きな展開を迎えた回だったと言えるだろう。

ナイト・オブ・ザ・セブン・キングダムズ』シーズン1はU-NEXTで独占配信中。毎週一話ずつ配信となる。杉田智和&釘宮理恵による吹替版は、2月23日(月・祝)に全6話が一挙配信。

(文/Erina Austen)

Photo:『ナイト・オブ・ザ・セブン・キングダムズ』© 2026 WarnerMedia Direct Asia Pacific, LLC. All rights reserved. HBO Max and related elements are property of Home Box Office, Inc.

  • この記事を書いた人

Erina Austen

数カ国数都市に在住後、現在は、Austin在住。幼少期に『ファミリータイズ』にハマって以来、アメリカドラマ歴は30年以上。SF、法廷モノ、ミステリーなどが好み。ブロードウェイオタクゆえに舞台出身の俳優には詳しい。ハリウッドのドラマや映画にエキストラとしての出演経験も。ジェームズ・キャメロン製作の『アリータ: バトル・エンジェル』では数ヶ月に渡って撮影に参加。日本のアニメ好きでもありハリウッド実写化作品は必ずチェックする。

-レコメンド
-, ,