“北欧の至宝”マッツ・ミケルセンと映画『偽りなき者』と『アナザーラウンド』で組んだことで知られる監督トマス・ヴィンターベアが、スウェーデンの児童文学作家アストリッド・リンドグレーンの作品をドラマ化することが分かった。米Deadlineが伝えている。
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「はるかな国の兄弟」を次代に語り継ぐために
1907年に生まれたリンドグレーンは、「長くつ下のピッピ」「やかまし村の子どもたち」「ロッタちゃん」シリーズなどの子ども向け作品を次々と発表。そんな彼女が1973年に発表した「はるかな国の兄弟」のドラマ化がApple TVで進められている。
「はるかな国の兄弟」は、はるかな国ナンギヤラで竜を操り村人を苦しめる黒の騎士に戦いを挑む、ヨナタンとカールという勇敢な兄弟の姿を叙事詩風に描く作品。そのドラマ版『The Brothers Lionheart(原題)』でヴィンターベアはクリエイターを担うとともに、全話の監督も担当する。アントン・チェーホフの戯曲「ワーニャ伯父さん」を舞台化したトニー賞受賞の劇作家サイモン・スティーヴンスが、共同クリエイターとして名を連ねる。
1969年生まれのヴィンターベアは、本作について次のように述べている。「『はるかな国の兄弟』は、私の両親の世代が残した文化的遺産の中でも恐らく最も重要な作品です。この作品は私の子ども時代の大切な節目であり、記憶の中で鮮烈に輝き続けています。この壮大で胸を打つ物語をもとにドラマシリーズを制作することは、大きな責任であると同時に長年の夢の実現でもあります。この物語を、私の子どもたちの世代へ受け継ぐ手助けがしたいのです」
キャストは今のところ不明だが、『偽りなき者』の演技でカンヌ国際映画祭主演男優賞に輝き、アカデミー賞国際長編映画賞を受賞した『アナザーラウンド』でもヴィンターベアと一緒に仕事をしたマッツが参加することはあるのだろうか。今後の情報に注視したい。
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参考元:米Deadline






