『ブレイキング・バッド』の生みの親ヴィンス・ギリガンによるSFシリーズ『プルリブス』シーズン1は、11月7日よりApple TVで配信開始され、12月26日に最終話が配信される。
今回、テレビドラマ部門の女優賞(ゴールデングローブ)およびドラマシリーズ部門の主演女優賞(クリティックス・チョイス賞)にノミネートされた主演のレイ・シーホーンが、Deadlineのインタビューに応じ、ギリガンとの再タッグやシーズン1終盤と執筆進行中のシーズン2について語った。
-

『ブレイキング・バッド』の生みの親が放つ『プルリブス』Apple TV史上最も視聴されたドラマに!
長年の秘密主義、難解な設定、そして多くの人が辞書で調べるであ …
キャロルは究極の“不本意なヒーロー”
再びヴィンス・ギリガンと組んでみて、作品公開後の反響をどう見ている?
「本当にありがたく、とても満たされている点のひとつは、この作品が人々の間で会話を生み出していること。エピソードが引き起こすものについて語り合いたいと言ってくれる人が多いし、一緒に見て、話すために“視聴の予定”を組んでいるという声も聞きます。ヴィンスと私が願っていた以上の反響で、彼が作品を作ったときに望んでいたものが、まさに実現していると思う。ここまで多くの人が語り、深く掘り下げようとしてくれていることは、完全に期待以上です」
シーズン1最終話について、読んだとき、そして演じたときの反応は?
「めちゃくちゃです。第1話と同じで、脚本を読んだときにほぼ同じ反応をしました。“えっ!?”となって、それから“うわ、やるよ。行くしかない”と腹をくくる感じ。脚本が本当に美しく書かれていて、読んだ瞬間に“ああ、これは私が絶対に好きになるタイプの作品だ”と思ったんです。もし出演していなくても、間違いなく夢中になっていたと思います。だから演じられたこと自体が大きなご褒美であり、このウサギの穴に落ちていく観客の入り口のような役割を担えたことも嬉しいですね」
「最終話については、大好きです。読んだ瞬間、猛烈にシーズン2が必要だと思いました。作家陣はすでにライタールームに入っていて、私はまだ何も質問していないです。観客と一緒に驚きたい気もする。もちろん私の方が先に演じるけれど、それでも待つかもしれない」
シーズン2でキャロルにさらに持ち込みたいものはある?
「もっとですね。ヴィンスと素晴らしい作家チームは必ず物語を広げてくれる。彼らは立ち止まることは決してない。私はキャロルというキャラクターの複雑さと、彼が与えてくれる圧倒的な人間らしさを引き続き演じたいと思っています。キャロルは究極の“不本意なヒーロー”で、ある種の“誰にでも当てはまる人物像”です。SF的な背景のなかでは、むしろそこが面白い。彼女はときどき最善ではない行動を取るけど、多くの人がその理由を完全に理解できます。だからこそ、彼女という“非常に普通の人間”が、途方もないことを求められている状況を、これからも描いていけたらと思います」
『プルリブス』シーズン1は、Apple TVで配信中。(海外ドラマNAVI)




