1995年から2001年まで放送されたSFドラマ『スター・トレック/ヴォイジャー』で、7シーズンにわたってトム・パリス中尉役を演じたロバート・ダンカン・マクニールが、自身が演じたキャラクターが好きではなかったと告白している。
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自身のキャラが好きではなかった理由とは?
USSヴォイジャーのエリート操縦士のトム・パリス中尉は、ユニークな経歴を持つキャラクターだ。『ヴォイジャー』の冒頭で、キャプテンのキャスリン・ジェインウェイは、パリスをマキ族捜索のために刑務所から釈放した。こうしてパリスはUSSヴォイジャーの操縦士になったが、シリーズ初期の数シーズンでは向こう見ずで傲慢、粗野な人物として描かれている。
ポッドキャスト番組「The Transporter Room(原題)」に出演したロバートは、パリスに抱いていた複雑な思いをこう語っている。「彼のことは好きじゃなかった。シーズン1ではね。脚本では嫌いな要素が書かれていたけど、それはセリフだけじゃない。脚本家は、まだ彼の声を見つけられていなかったと思う。だけど、彼のしたことや彼らが書いた彼の行動も問題だった。まるで、“一歩進んで二歩下がる”な感じで、本当に自己中心的なことばかりやっていたんだ。だから好きじゃなかった。こんなことをしている奴を、視聴者が好きになるわけないってね」
ロバートはパリスのことを、「色々と経験してきた男で、どこか尖っていて人に対して失礼だし、自己中心的でわがままだった。女性との関係も良くなかったしね。女性について良く言わないし、彼のことは好きになれなかった」と表現している。
しかしシーズンに進むにつれて、パリスのキャラクター像は変化していき、「脚本家が、(トム・パリスの初期のキャラクター設定を)手放してくれたのは本当に嬉しかった」と述べている。「でも、彼が成長したという事実は…、もし彼が初期に好きになれないキャラクターじゃなかったら、最終的に彼が辿り着いた姿に対する満足度はそれほど高くなかったと思う。だから最終的には良かったけど、初期のエピソードを見るとね…」と語った。
当初、パリスが好感の持てないキャラクターとして描かれた理由の一つは、ロバートが『新スター・トレック』で演じたニコラス・ロカルノをモデルにしていたからだという。ロカルノは宇宙艦隊アカデミーで罪を犯した過去があり、『ヴォイジャー』のプロデューサーたちは同じ俳優が演じていることもあり、パリスをロカルノと多くの共通点を持つキャラクターとして描いた。だが後に、パリスはUSSヴォイジャーの乗組員にとって信頼できる仲間となり、初期のネガティブなイメージを払拭することに成功した。
『スター・トレック/ヴォイジャー』全シーズンはNetflixで配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:Screen Rant

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