Apple TV+ドラマ『ザ・スタジオ』で本年度エミー賞を総ナメにしたセス・ローゲンが、自身がテレビ業界の“ブラックリスト”に載っている可能性があると語った。
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セスは米トーク番組『Jimmy Kimmel Live!(原題)』に出演し、2021年のエミー賞授賞式での出来事が原因で、それ以来プレゼンターとして呼ばれていないと話した。当時はコロナ禍で規制が厳しかった時期で、エミー賞授賞式は「屋外開催」と案内されていたはずだが、セスによれば実際には密閉されたテントの中で行われたという。
セスは、「まず言っておくけど、あの部屋には人が多すぎた。一体何をやっているんだ? “屋外イベント”だと聞いていたのに、違うじゃないか。嘘をつかれた。完全に密封されたテントの中だ。来るんじゃなかった。なぜ屋根があるんだ?”と思ったよ」と笑いながら当時を振り返った。
当初、セスは台本通りのくだらないネタをやるつもりだったが、登壇した時にその舞台裏を暴露。それにより、授賞式のプロデューサーたちは「露骨に怒っていた」という。
「同類」ジミー・キンメルをイジるくだりも
そのエピソードを聞いた司会のジミー・キンメルが、「何度かエミー賞授賞式で司会したことのある僕が今日調べてみたところ、君は確かに“プレゼンター禁止”リストに入っていたよ」と皮肉を飛ばした。その発言にセスが、「僕はブラックリスト入りさ。君と同じだよ。彼らは僕を黙らせようとしているんだ。勝ち目なんてないね」と返し、スタジオは笑いに包まれた。
この「君と同じだ」という言葉は、最近起きたキンメルの騒動を揶揄した一言だ。9月、キンメルは自身の番組で、保守派論客チャーリー・カークの暗殺事件をめぐってトランプ支持層(MAGA)を批判する発言をし、放送局のABCはジミーを解雇。『Jimmy Kimmel Live!』は無期限停止となったが、視聴者や業界から抗議の声を受けて、約1週間後に番組は再開した。
最終的にセスは自身の行動について、「確かに僕は台本から大きく外れた発言をしてて、彼らの評判を落としてしまった。だから(干されたのも)理解できるよ」とコメントした。
セスはエミー賞授賞式のブラックリストに載ってしまったかもしれないが、クリエイター・主演を務める『ザ・スタジオ』はコメディシリーズ部門の作品賞と主演男優賞を含む最多13冠に輝き、高い評価を受けている。
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参考元:米Variety