米ABCで2006年から2010年まで4シーズンにわたり放送され、日本でも大ヒットした『アグリー・ベティ』で主演を務めたアメリカ・フェレーラ。深夜のトーク番組『Late Night with Seth Meyers(原題)』に出演した際、「最も着たくなかった衣装」について語っている。
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ホットドッグスーツの撮影は「最悪だった」
アメリカは、ドラマ終了後に生まれた世代が熱烈なファンになっている状況を「一番クレイジーなことだ」と語る。
「“『アグリー・ベティ』を見始めたんです。ママと毎晩見ています”って言われるの。今も反響があるなんて、本当に嬉しい。ジョークの多くは時代遅れになっているでしょうね。今なら、使えないものもあるはず」と、現代では通用しない当時のユーモアにも触れた。
ベティを演じる際、アメリカはトレードマークであるメガネと歯列矯正器具を毎回着用する必要があったが、彼女にとって苦ではなかったという。しかし、唯一耐えがたかったのが、あのホットドッグの着ぐるみだ。
司会のセスが当時の写真を掲げると、アメリカは身振り手振りで「この写真の私がどれだけ悲しそうか見て!」とコメント。さらに、ゴミ袋の上にホットドッグの着ぐるみを着て横たわっているアメリカの写真を披露すると、笑いながら「あれは台本通りだったと思う。ただ座り込んだわけじゃないのよ」と釈明した。
さらに別の写真では、着ぐるみ姿のアメリカに制作アシスタント(PA)がバナナを食べさせている様子が写し出されていた。アカデミー賞ノミネート女優であるアメリカは、「手がホットドッグの周りに回らないから、PAにバナナを食べさせてもらうしかなかったの」と、当時の苦労を説明している。
「永遠に感じるほどずっとあのホットドッグスーツの中にいたの」と振り返り、実際には5日から8日間も着用していたという。特に夏場の撮影だったため、毎日「おはよう、アメリカ。ホットドッグスーツを着る準備はできてる?」と言われるのが最悪だったと付け加えた。
「ベティは私の心の存在」リユニオンへの強い願い
放送開始の2006年当時、PEOPLE誌に対し、アメリカは「醜い」役柄を演じることに「魅力的だ」と感じていたと語っている。「女優として極端な役を演じるのは楽しい。私のことを知らなくても構わないけれど、私のキャラクターを覚えていてくれたら最高」と述べ、華やかなレッドカーペットで着飾るよりも、ベティでいる方が心地よかったとも付け加えていた。
2023年には、『アグリー・ベティ』のキャスト再集結の可能性についても言及している。
「長い間、そうあってほしいという強い願望がある。だって、『アグリー・ベティ』のキャストたちはとても仲が良く、お互いをとても愛し合っているから。私たち全員、すぐにでも戻ってくると思う。でも、企画を立ち上げるには大変な労力が必要だからね。もしかしたら、実現できるかもしれない」と期待を込める。
彼女の役柄との絆は深く残っており、最後に「ベティは私の心の存在なの。(再び彼女を演じられるなら)感激する」と締めくくった。
『アグリー・ベティ』はDisney+で配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:People