人気ドラマ『ザ・ルーキー』の新たなスピンオフ企画『The Rookie: North(仮題)』が着実に動き出している。
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『ザ・ルーキー』スピンオフ第2弾が成功するために必要なことは?
人気ドラマ『ザ・ルーキー』のスピンオフ第2弾の企画が進行中だ …
水面下でプロジェクトが進行中
クリエイターのアレクシ・ホーリーは、ABC主催のイベント「End of Summer Soirée」のレッドカーペットでDeadlineに対し、「来年の冬の終わりから春にかけてパイロット版の撮影を予定している。現在、その準備を進めている」と語った。同作はまだ正式にパイロット版制作が承認されてはいないが、水面下でプロジェクトが進行していることを明らかにした。
昨年12月、ワシントン州を舞台とする『ザ・ルーキー』の新たなスピンオフ企画が進行中であると報じられた。脚本と製作総指揮をホーリーが務めるほか、主演ネイサン・フィリオンも製作総指揮として参加。
ホーリーは今年5月の時点で「脚本は何度も草稿を重ね、修正を続けている。私は楽観的な人間なので、今も前向きな気持ちでいる」とコメント。7月にはABCが本格的にパイロット版を検討していると報じられ、主人公のキャスティングが最大の焦点となっていた。この主人公は40〜50代の元エリートで、人生が思い通りにいかず警官として一から出直すという設定。ある有名俳優にオファーがあったものの実現せず、現在は次のキャスティングを待っている段階だという。
ABC側は『RJ Decker(原題)』で主演を務め、『グレイズ・アナトミー』などにも出演するスコット・スピードマン級の俳優を求めており、製作陣も脚本のブラッシュアップを優先するため、あえて制作を急がない方針を取っている。ホーリーの発言とも一致しており、近く制作決定が正式に発表されるとみられる。
もし『The Rookie: North』が実現すれば、2023年に1シーズンで打ち切られた『ザ・ルーキー:FEDS FBI新米捜査官ファイル』に続く、フランチャイズ第3作となる。ホーリーは同作の打ち切りについて「ストライキや業界再編、ストリーミング競争による経済的影響が大きな要因だった。クリエイティブな問題ではなくビジネス上の決定だった」と語っている。
本家『ザ・ルーキー』はシーズン8の制作が決定しており、2026年初頭に米ABCにて放送予定である。『ザ・ルーキー』シーズン1~7、スピンオフ『ザ・ルーキー:FEDS FBI新米捜査官ファイル』はWOWOWオンデマンドで配信中。(海外ドラマNAVI)(海外ドラマNAVI)