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『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』ボツになった衝撃のストーリーラインとは?

2025年9月6日 ※本ページにはアフィリエイト広告が含まれます

SUPERNATURAL

2005年から2020年まで15シーズン続いた大ヒット超常現象ドラマ『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』のショーランナーが、ボツになった大きなストーリーラインを告白。今なお愛される人気シリーズの幻の設定とは? 

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ウィンチェスター兄弟が真実を公表する衝撃のストーリー

米TVinsiderは、最終シーズンでショーランナーを務めたアンドリュー・ダブに、TV Guide Magazineの『Supernatural Afterlife: 20th Anniversary Special』号のためのインタビューを実施。その会話の中で、ダブは自身がシリーズで見てみたかったアイデアについて語り、構想したもののボツにした大きなストーリーラインを説明した。

それは、「サム(ジャレッド・パダレッキ)とディーン(ジェンセン・アクレス)が、世界に対してモンスターの存在を公表する」というものだったという。

アンドリューは、その具体的な内容について「僕たちは公共広告を出します。モンスターは本当に存在します。何かを見たら、あなたの町に何か現れたら、それはモンスターです。僕たちはどこにでも行けるわけではありません。ただ、情報を広めることにします」と説明している。

なぜこのストーリーは実現しなかったのか?

ダブ曰く、ウィンチェスター兄弟が世界に真実を明かすことは、シリーズを根本的に変えてしまうため実現しなかったという。それでも、このストーリー案には価値があると考え続けていたそうだが、この展開は『SUPERNATURAL』を台無しにしていただろうという自身の意見を改めて強調した。

「ドラマをとても奇妙な形で変えていたでしょう。でも、私はいつも“彼らはそれをやるべきだったかもしれない。ただ少し情報を共有して、広めるだけ”と考えていました。しかしやはり、番組としては少し難しかったんです」

「突然サムとディーンが世界中に知られる存在になるわけですが、それは理論的にはおもしろそうに聞こえる一方で、実際には番組を壊してしまったと思います。全く良いものにはならなかったでしょう。それが、私たちが実際には映像化しなかった理由のひとつです」

ダブが主張する通り、新たなストーリー展開が番組の軸を台無しにしてしまうという考えは一理ある。過去にうまくいっていた要素を劇的に変えたことで急速に失敗した番組やスピンオフの例は数多くあり、たとえば『プリズン・ブレイク』は主人公たちが脱獄した後は、盛り上がりに欠けてしまった。

しかし、『SUPERNATURAL』が好評価を得ていたのは、視聴者が番組の主人公である兄弟を愛していたから。そのため、視聴者がウィンチェスター兄弟を愛し続ける限り、大きなプロット変更があっても番組は生き残れたかもしれない。さらに、ウィンチェスター兄弟が自分たちの世界がモンスターに覆われていることを公に明かすことで、シリーズがさらに良くなり、より長く続いた可能性もあっただろう。

アンドリューが語った幻のエピソードは、もし実現していれば『SUPERNATURAL』の歴史を大きく変えることになっていただろう。最終的には日の目を見ることがなかったものの、長年のファンにとっては、作品への想像を掻き立てられる興味深いストーリーラインであったことは間違いない。

『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』全15シーズンはU-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:Screen Rant

Photo:『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』© Warner Bros. Entertainment, Inc.

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海外ドラマNAVI編集部

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